『深夜のコンビニ』-3
「何言ってるんですか。小谷さんはこれがしたかったんでしょ?」
「で、でも…ふううんっ!」
指が中に侵入して来るのを感じ、菜々子は身体を震わせた。
「小谷さんかなり興奮してるみたいですね…中とろとろですっごく熱いです…」
「そんなっ…ことっ…ふぁ…」
指が二本に増やされ、激しくかき回される。
グチュグチュグチュ!!
そこが十分に潤っている証拠に田中の指の動きに合わせて水音が漏れる。
「ああっ…もう…だめ…!」
菜々子はカウンターのはしを両手で握り締め、足を突っ張らせて腰が抜けそうになるのをなんとか堪えていた。
「すっごい音…気付かれてませんか?」
「えっ?」
菜々子が顔を上げると客がこっちに向かってきた。
(うそおっ!バレた…?)
近寄ってきた客はカウンターの上に雑誌と缶ビールを置いた。
「あ…!えーと625円になります…」
菜々子が商品を袋に詰めている時、まだ中に埋められていた田中の指が動き始めた。
(や、やだ!目の前にお客さんいるのに…!!)
「ちょうどお預かりしま…す。ありがとうございました…」
菜々子はなんとか冷静さを装って接客を終えた。
「田中くん!」
客が遠くに去ったのを見届けてから菜々子はカウンターの下にいる田中を睨み付けた。
「ばれちゃうと思ったよ!」
「でも小谷さんがしたかったのはああいうことでしょう?」
「もういいわ!交替しよ」
「えっ?」
菜々子は戸惑う田中をカウンターの下から立ち上がらせると、今度は自分がそこに潜り込んだ。
「こ、小谷さん!?」
ズボンのベルトに手をかけてそれを外そうとする菜々子を田中が慌てて止める。
「何よ〜本当はして欲しいくせに」
「う…」
素直に抵抗をやめた田中をかわいいと思いながら、菜々子はベルトを外してズボンのジッパーを下ろそうと試みる。
「やだ…おっきくなっちゃっててジッパーが下りないよ…」
「だって俺…さっき小谷さんの舐めてるだけでもういきそうだったんですから…っ…ああっ!」
菜々子がなんとかジッパーを下まで下ろし、勃起した田中のものをむき出しにした時、田中は小さく声を漏らした。