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振り向けお前っ!
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振り向けお前っ!6話〜全員集合〜-3

「たいした事じゃないけどな。」

「へぇ。授業始まるよ。」

「はい、授業始めるぞ、教科書開けー。」

「ここか、まぁ、一応分かるな。」

「あれだけ授業受けられないでよく分かるね。」

「先生と話したのもそれさ。」

「授業まともに受けてない事?」

少し困ったような顔をして

「だそうだ。」

「テスト、点数とれるの?」

「赤点とった事はないぞ。」

「って中間一回だけでしょ。」

その間にも授業は進んでいて、一生懸命、先生が説明しているが、悠太と輝が話してるのを見て絡んでくる。

「おい、神木、お前授業まともに受けてないで、話なんかして余裕だな。」

「別に、分かりますし。」

「お前、分かってても、人を巻き込んじゃいかんだろ。」

「だったら教えますし。」

くっ、っと少し悔しそうな顔をするものの。すぐに授業に戻る。

「続けるぞ。」

すぐに話に戻る悠太と輝、

「中間の順位知りたいか?」

「うん。」

「50位以内だ。」

「頑張ってるね。」

「家じゃ何もすることないからな。」

さっきのが悔しかったのかまた先生が絡んでくる。

「ここが・・こうなるからー・・・おい、神木これといてみろ。」

「はぁ・・まただよ。」

先生に聞こえないようにぼそっと言う。

「がんばれ。」

「こら、速く。」

「ハイハイ・・」

いかにもやる気なさげに黒板の前に出てきて、ものすごいスピードで解く

カカカカカッカッカッ

「これでいいですよね。」

「・・む・・よし、戻っていいぞ。」

「よし、今解いてもらったように、こうなるから――」

そこで終了の鐘がなり始める。


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