ーアイシテルー-4
「…ん」
最初は重ねるだけのキスだったのに
だんだんと舌が侵入してくる
「んっ!?…ふっ…んう」
キスにあまり慣れていない
恵は必死に逃げようとするが
頭と腰を抑えられていて
一向に逃げられない。
何度も角度を変えて
真士は恵の口内を
侵していった
「んー!!…むぅっ!…んんっ!」
1分間ほどたっただろうか
やっと唇を離してくれた。
「…っはぁ!はぁ…はぁ…」
真士の腕の中で
肩で息をしている
恵にとっては
10分程に感じられた。
それほど濃厚なキスだった。
「酸欠なるわー!!ぼけっ!!」
恵は真士を殴りにかかるが
軽くかわされた。
「ははっごめんごめん!
恵の顔エロくてさー
止まらんかってんって!」
と言った。
恵はかーっと顔が
熱くなるのを感じた。
「どーしたのかなー?」
真士はニヤニヤしながら
恵の顔を覗きこむ。
「…っあほ!!」
恵はもう1度叩こうとしたら
真士にその腕を掴まれて
再度胸の中にひきよせられた。