「淫らな弔い」-6
「私、別所 舞は、毎晩こんな淫らな遊びをして勉強をサボりました。どうか先生、じっくりと舞の遊びを見て、舞にお仕置きをしてください」
望んで言った言葉ではないのに、舞は本当に自分がいけない遊びをして成績を落とした気持ちになっていた。
スカートを捲り上げると、舞は中へと指を這わす。
既にソコはびしゃびしゃに濡れそぼっており、指の滑りを容易にした。
舞の指が動く度にクチュクチュと卑猥な水音を立てる。
同時に、ゆっくりと鎌首を擡げた胸の突起が布越しに痛いほどの存在を主張する。
「んぁっ…はぁっ…」
体内に熱がこもる。
指が、止まらない。
「さぁ、舞。そのまま中に入れてごらん」
橘の声に素直に頷くと舞は指を奥へと進めた。
「っあ…ふぅんっ…」
抽送は次第に激しくなり、舞の呼吸も荒くなる。
指1本では、物足りず、舞は橘の命令を待たずに指の数を2本に増やす。
「せんせっ…んぁっ…はぁ…イキ…そ…」
耳に響く卑猥な水音が情欲を煽る。
躯が徐々に振動し、舞の高ぶりを告げる。
「イキたいならお願いしなさい。いつも舞はおねだりをしてイカせて貰ってるんだろう?」
悦楽への渇望は舞の思考を停止させる。
「ごっ…ご主人さまっ…舞はいけない…子です。浅ましく…はぁっ…男を漁るっ…雌豚ですっ。ぁあん…」
痴劣な科白を吐きながらも、舞の指は止まることを知らない。
こもった熱は増々、温度と濃度を上げて舞の思考を惚けさせていく。
「そんなっ…舞に慈悲をっ…ぁん…ください。舞の…イク所を、蔑んで…み…てっ…だ…はぁんっ…さ…」
息も絶え絶えに、浅ましく腰を振る少女を眺めて橘は、口の端に歪んだ笑みを漏らす。
初めて遭ったときよりも、より淫らに熟した少女。
楼にいるにも関わらず、客ではなく主の好みに躾られた哀れな少女。
「いいよ。舞、見ててあげる。愛しい彼に鳴いてイきなよ」
少女の懇願通りに蔑みと侮蔑の視線を投げかける。
片手で秘芽を揉みながら指を出し入れし、もう片方では胸の突起を摘み上げる舞の痴態は、橘でなくても己を熱くするに十分であった。
「っ…ぁあ…はぁん…はっ…はぁっ…ぁっ…あん…あぁっ…」
部屋に舞の断末魔が響き渡る。
それは、稀に見る幸福な悲鳴だった。
ぐったりと深くイキ果てた舞は法悦から目覚めようとはしない。