生徒会副会長1-3
「着いたぞ・・・・・・」
鈴の家の玄関前にバイクを止める。
「・・・・・・・・・・」
返事が無く後ろを見る。
「・・・・ったく何で寝てるんだよ」
バイクを降り、朱鷺は鈴を抱えて鍵をあける。
「・・・・・軽いな」
鈴を抱えたまま鈴の部屋に入り、ベッドに寝かせる。
「ホント、無防備過ぎるだろ・・・・・」
鈴の顔にかかった髪を分け、朱鷺は静かに見つめる。
「・・・・・・・・」
朱鷺はため息を吐き、無防備過ぎる鈴にキスをした。
「ホント・・・・・無防備過ぎるぞ・・・・馬鹿」
自分の家に向かいバイクを走らせた。
そしてそんなお馬鹿さんは起きる事無く涎を垂らしながらぐっすりと朝まで眠り、次の日の学校は案の上遅刻したのだった・・・・