「黄昏の至宝」-4
「っん…」
ラルム姫の口の中をヌルリとした異物が這い回る。
流し込まれる唾液がどんどん粘度を増していく。
己の舌を吸われ、甘噛みされ、蹂躙されていくうちに、ラルム姫の身体から徐々に力が抜けていく。
…自分は、恐らく初めて「辱め」と言うものを受けているのだろう。
けれど、それならば、胸の奥から溢れ出るこの甘美な疼きは何なのだろう。
ジェイドの指が秘裂をなぞる。
鉤の字に曲げられた指が秘部を這い回る度に、クチュクチュと水のはぜる音がする。
その音を聴いているだけで、何か訳の分からないものに気を持って行かれそうだった。
「ジェイド…ダメ…。私、壊れてしまう」
ラルム姫は、顔を背け弱々しく呟いたがその訴えが聞き入れられることはなかった。
ジェイドはラルム姫を見遣ると軽く笑った。
「姫はもうイってしまいそうなんですか?まだ指も入れてませんのに」
「いく…?」
「おやおや。イクの意味もご存じない?」
ジェイドは触っていた指の位置を上方にずらし、ラルム姫の隠された芽を摘んだ。
擦るようにして軽く揉み上げる。
「はぅん…ひぁっ、あっ…ぁんあ、あんっ…」
敏感な性感帯を刺激され、ラルム姫は一気に上り詰めた。
身体がガクガクと揺れ、足先が細かく痙攣を繰り返す。
そして、ジェイドは止めを刺すかのように包皮を剥き、ラルム姫を完全に支配する。
「イクとはこういう事ですよ、姫?」
にっこりと冷ややかな笑みを浮かべたジェイドは、意識の定まらないラルム姫の足を掴むと大きく広げた。
そのまま、そこに顔を埋め舌を這わす。
すくい取っても、すくい取っても蜜が溢れ出るのを確認すると、指を一本沈め込む。
ぐぅっと言う思わぬ抵抗を受けるが、構わず奥へと押し込む。
「ぐ…ぁあっ」
ラルム姫の口から苦悶の声が漏れる。
「おやおや、ラルム姫。もうお辛いのですか?困りましたね。これくらいでへばるようでは、私を受け入れることなど出来ませんよ」
ジェイドは、胎内に押し込んだ指をクィッと曲げた。
そのまま、胎内をかき回すと、ある箇所でラルム姫の身体がビクッと震える。
…ここか!
その場所を重点的に攻めながら、反対の手で秘芽を摘む。
「ゃあっ…イク。ジェイド、私また、イッてしまうっ」
一度イクことを覚えた身体は容易に上り詰める。
ラルム姫は、2度目の絶頂を、いともたやすく受け入れてしまった。
ラルム姫の絶頂が収まらぬまま、ジェイドは胎内に入れた指の数を一気に3本に増やす。
キツいことはキツいが、ラルム姫のぬめらかな胎内は異物の侵入を容易に許す。