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形は変わっても、変わらないモノ
【大人 恋愛小説】

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形は変わっても、変わらないモノ-1

6月…
市内の結婚式場で一組の夫婦が誕生した。

ちょっと照れてて、それでも嬉しそぉなあなたの笑顔を考えたらやっぱり私も笑顔になれる…
心配事が無くなる訳じゃないけれどそれでも幸せ…



あなたに初めて会ったのはちょうど5年前の夏の夜だったね。今思うとあの時も月がきれいだった。

何回もケンカしたし、会わなかった時間もあった。でもあなたはいつも私の事を心配してくれて、気に掛けてくれてた。

私に悲しい事があった時、嬉しい事があった時、側にいて話を聞いてくれた。
私が間違ってる時は必ず怒ってくれた。


2年前、いつもは友達4人で飲み会。偶然揃わなかったその日だけはいつもとは違ってた





『……お前はアイツの彼女だからって、ずっと思ってたんだ。』





いつもと違う口調。
急に言われた言葉にすごく驚いた。もうあの人とは終わってたから…
「みんなそぉ言うんだよね。付き合いも長いし。昔は付き合ってたけど…仲良く見えるでしょ?」


『友達だから、俺、アイツとお前の事大切にしたいんだ…でも…』



一瞬何を言われてるのかわからなかった。でも、これ以上聞くのは良くないと思った

普段はチャラチャラしたあなたにそう思われてたのも、急に真剣な顔をするあなたも、私は何も知らなかったから…



私の視線が時計を見つめる……
瞳を合わせたら、もう戻れなくなると思った




沈黙が重すぎる




ふと、あなたの顔を見た。


あなたはふいに唇を合わせて手を握ってくれた。ゆっくりと肌を重ねて、あなたの体温を感じた時に、涙と一緒にあなたに会えた事をとても幸せな事だと、強く。。強く思った。。

その後、会う回数が増え、たくさん話をし、何度も何度も一緒に月を見た。

数えきれなくなるくらい、夜をあなたと過ごした…

何度も何度も身体を重ねて作られたあなたとの関係は私の中で確実に大切な物に変化をした。


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