腐肉（その５）-4
…早く…早く、入れてほしい…
私はあの子のものが無性に欲しかった。柔らかくても、細くてもいい…入れたかったのだ。
萎びた薄桃色の包皮を私の膣襞で噛みしだき、剥きたかった。
あの子はその屹立した肉棒にその白い手を添え、私の秘所の蕾を探すように繁みを掻き分け、
小刻みに震える亀頭の先端を秘裂に挿入し始める。そしてぬるりとした私の花壺は獲物を捕ら
えたかのように彼のまだ十分な硬さのない肉棒の先端をくわえ、私の内奥に引きずりこんでい
くのだった。
そのとき私の体がぴくりと動いた。
あの子は肉棒を私の肉壺に深く沈め、腰を揺するように恥丘に密着させた。私の濡れた陰毛が
あの子の垂れ袋に絡みつくようだった。私は挿入された男根を深く感じ取っているように、甘い
嗚咽をわずかに開いた唇から洩らす。
そしてあの子はより深く挿入させようと腰を優しくくねらせた。
生温かくどこか新鮮な肉棒だった。初めて女の花壺に挿入した亀頭は緊張したように脈を打っ
ているようだ。濡れた肉襞があの子の肉幹をやんわりと包む。私の花襞の無数の肉糸がそれに絡
みつくような不思議な蠢きをする。それはまるで私の襞肉に溶け込むような柔らかさをもち、今
にも崩れてしまいそうな微熱をもった思春期のペ○スだった。
あの男に強姦されるときの強い刺激はなく、むしろ私の中の襞は獲物に群がる爬虫類の鱗のよ
うにあの子の肉棒に絡みついていた。
淫唇が肉棒の根元を締めつけ、やがて膣襞が面となってその包皮をしごき始める。それに刺激
されるようにあの子は額に汗を浮かべ腰を動かす。私は無意識に腰を捻り、あの子の性器の蠢動
を深く受け入れる。
あの子は瞳を曇らせ、男茎の肉情を敏感に感じるように腰だけをくねらせた。しだいに激しく
あの子の腰の動きと私の肉襞の動きがひとつになり、抜き差しされる肉襞が擦れ、ねばねばした
液が股間で淫靡な音をたてていた。そして産毛の中のその小さな垂れ袋さえ、私の割れ目が呑み
込むくらいに強く恥骨が密着していた。私の肉壺の中に奥深く吸い込まれたあの子の薄いピンク
色の包皮をもった性器を私の熟した果肉が掻きむしるように喰い絞めていた。
私はその恥丘を突き上げるように、あの子のものをぬるりぬるりと根元までしっかり締めつけ
ていく。そしてあの子は、欲情に酔ったように私の胸に手を伸ばし掌で私の乳房を揉みしごく。
…ああっ…
私はあの子の目を見るのが怖かった…。私は目を閉じたまま、あの子が触れる乳首と肉棒を喰
い絞める粘膜にあの子をしっかり感じ取っていた。
吸ってもいいのよ…私は口の中で独り言のように呟く。そう…遠い記憶のように、私は乳首を
思い切りあの子に吸われ、その小さな白い歯で強く噛んで欲しかった
私が執拗に腰を突き上げるたびに股間の肉襞が愛液にまみれ、彼のものをキュッキュッと絞め
る。膣内に密着したあの子の陰茎を喰いちぎるくらいに私の襞が動く。
それは母親とその実の子供がお互いの性器を擦れ合わせる禁断の音だった。私はしだいにあの
子の肉棒をより深く受け入れようと恥丘を浮かせるようにうねらせ、上半身を仰け反らせながら
も、あの子の背中に手をまわし、しっかりとその体を抱いていた。
…あっ、あっ、いい…いいわ…
薄く目を閉じた私は思わず淫猥なよがり声さえ洩らす。
膣襞がしだいに激しく幹の血管を絞めると、あの子の細いペ○スは私の中で窒息するかのよう
に喘ぎ、射精する前の熱い透明の液がその鈴口から溢れ、私の子宮まで駆け上がってくるようだ
った。私はもっと奥へ受け入れたかった。次々とあふれ出る淫汁が私の内股を垂れていく。
そしてあの子の肉棒が私の中で果てる寸前の痙攣を始めた…