投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

開発
【同性愛♂ 官能小説】

開発の最初へ 開発 0 開発 2 開発の最後へ

開発-1

今日は僕“みつひこ”にとって記念日。
2週間前にチャットで意気投合した“かおる”と初めて会う日だ。
僕はまだ“男”を知らない。
自分でバイブを使ってしか慰めたことがない。
最近、自分以外の人にしてもらったら、もっと気持ちが良くなるのかな・・・と
思い、“恋人募集”の掲示をしてみた。
何人かメールをくれたが、結局“かおる”と逢うことにした。
“かおる”が一番優しそうだったから・・・。
「“みつひこ”を優しくセーフで“開発”してあげる」の言葉を信じたのだ。
待ち合わせは昼下がりの2時、大きな本屋の前だ。
2時が過ぎた。来ない。帰ろうかな・・・と思ったら、目の前で車が止まり、窓
が開いて陽気な声で「“みつひこ”君」と呼びかけられた。
「乗って」
ドアを開けて車に乗り込む。
「はじめまして」と僕。
「こちらこそ」と“かおる”。
「かわいい顔してるね、こっちの世界に興味を持ったのはいつぐらいから?」
「中学生の時から異物を挿入して遊んでいて、最近、自分ひとりじゃ飽きてしま
って、人にされたら気持ちいいのかな・・・、と思ったので“恋人募集”の掲示
をしました」と僕。
「ふ〜ん、じゃあ本当に経験は全然ないんだね、初物なんだ」と“かおる”。
しばらくして車は駐車場に入った。
車が止まった。
急に“かおる”が陽気な感じから一転、すごくまじめな顔で切り出した。
「ここからならまだ引き返せるよ、一度染まったら二度と抜け出せなくなるよ」
僕は一瞬言葉を失ったが、「うん」と一言返事をした。
「後悔しないね」“かおる”はじっと僕を見つめていた。
「経験してみたいとお願いしたのは僕なので今日、今からお願いします。」と返
事をした。
次の瞬間“かおる”は笑顔で「わかった、“みつひこ”にとって最高の記念日に
しよう」
と言った。
しかし、その時、僕は大して“かおる”の言葉を深く考えていなかった。
今からの数時間はただの興味本位のものだし、すぐに今日の事なんて何とも思わ
なくなるだろう・・・。
この人、自意識過剰?とまで思っていた。
「じゃあ、いこうか」
2人は近くのラブホテルの一つに入っていった。
エレベーターに乗ってニヤッと“かおる”が開口一番「普通のカップルとすれ違
うのが一番緊張するね」と言った。
「うん」と僕。
これからすっごくイケない事をするんだ、と同時に“かおる”に親近感が湧いて
きた。
部屋に入った。
すぐに僕は鍵をかけた。
これからの時間は絶対に2人だけの秘密にしたいという気持ちと、“初物”の僕
を一から“開発”してくれるという“かおる”への敬意みたいなものがあったか
らだ。
“かおる”は鍵をかけるのを見て、僕の思いが伝わったのか、少し微笑んでくれ
た。
「ここに座って」と“かおる”。
すっと顎に手をかけられ、顔を上げさせられた。
「“みつひこ”は本当にかわいい顔立ちだね、今日は来て良かった」
しばらくすると、足から徐徐にゆっくり上の股の間に手が当てられ、ジーパンの
上からそっとマッサージされた。


開発の最初へ 開発 0 開発 2 開発の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前