7 2人の距離〜思い出に残る学園祭-1
前回の話から3ヶ月が経ち、11月となり、
刹那と晴美の距離は近づいた。
そして普通の学校としては遅い三日連続で行われる学園祭が始まる・・・・・
「今年もこの時期が来ましたね」
那美は教卓に手を突きクラスメイトたちに呼びかける。
「そうね・・・私たちみんなで協力して必ず・・・・・」
クラスが盛り上がる中小さな寝息が聞こえてきた・・・・
生徒が皆後ろを振り替える。
「すぅ〜、すぅ〜すぅ〜・・・・・・」
ぐっすりと眠っている刹那がいた。
「・・・・・刹那くん起きて・・・・」
皆の視線を受け、晴美は刹那の方を揺する。
「んっ?・・・・・晴美なんだよ・・・・まだしたりないのか・・・・」
「!!!!!!!!!!」
晴美はクラスメイトの視線に晴美が顔を真っ赤にして刹那を必死に起こそうとする。
「・・・・晴美ちゃん結構大胆なんだね・・・・・」
優希が頬を染める。
「ちょっと!誤解しないでよ!刹那くんの家でゲームをしてただけだよ!」
「何があったのか知らないけど、
晴美をいじめていいのは俺だけだぞ・・・・」
刹那が目を覚まし晴美をフォローしたつもりになった。