7 2人の距離〜思い出に残る学園祭-2
「うわっと来ました独占欲・・・・・よっアツいね〜」
晴美は恥ずかしくなり顔を隠す。
「何言ってるんだ?独占欲じゃなくてホントのことだよ・・・・なっ晴美?」
「刹那くんっ!!絶対わかってて言ってるでしょう!!」
晴美は刹那のほうを振り返る。
刹那は楽しそうに晴美の表情を伺っていた。
「まあな〜そんなところだ。」
晴美が刹那の肩をぽかぽかと恥ずかしさを誤魔化す様に叩く。
「ところで話しを戻してもいいかな?」
那美は苦笑いで刹那たちを見て話を戻そうとする。
「ああ、いいぞっ・・・・・」
晴美の両手を掴みジタバタする晴美を横目に那美に答える。
「じゃあ次の種目についてだけど・・・・」
「刹那・・・・たしか長距離速かったよね?」
「・・・・・・・・いや全然時速くないじゃないしてか最近運動とかしてないから
絶対遅いから無理・・・・・」
刹那は那美の考えを読み先に否定したが・・・・・
「刹那そんなに力いっぱい言わなくてもわかってるから・・・・・」
那美がふっと笑顔を見せると