振り向けお前っ!第5話〜友の過去、これからの自分〜-5
「ん?阿佐美からだ。」
{もしもし、悠太?}
「あぁそうだが?俺以外誰が出るって言うんだ?」
他の人の声が聞こえる・・・阿佐美の親かなんかかな・・
{いやちょっとね、先帰っていいよ。}
「は?なんだよ俺達30分近く待ったんだぞ。」
・・・・・テレビの音がするな・・・まず学校じゃないな・・・
{悪かったわよそれは。}
「まぁ、先帰っていいなら帰るぞ、じゃあな。」
そう言って俺は電話を切った。
無論何故か家の中に入るような感じの音がバックに在ったのは気にせずに・・・
「あいつ、先帰りやがった・・・。」
「え?・・」
「いや・・あれだよ先帰っていいよとかいってたけどな・・多分先帰ったのあいつらだ。」
「・・・・・・・じゃあ、僕たちも帰る?」
「ん、だな。」
そして輝と2人で帰り始める
「輝の家ってさ、どんな感じ?」
「んー別に特別すごいって物とかないけど?」
「へぇ。」
「付いた。」
「どうしようか・・着替えてくるか。」
「あはは・・・さすがに近いとどっちにしようか迷いそうだよね。」
そう言いながら少し苦笑する輝を見ながら。
「やっぱ着替えてくる。」
そう言って別れた。
5分くらいして・ ・ ・
「おーい、あきらー。」
「あ、はいはい。」
ガチャリとドアが開き輝も着替えたのだろう私服で出てきた。
「さすが隣同士だと近いね。」
「まぁ・・な。」
ちょっと苦笑い。
「さて、立ち話もなんだから中どーぞ。」
んっ、と返事をして入る。
さすが、引っ越してきたばかりなだけあって中は綺麗だった。