『秘密の経験』-1
私の名前は、美沙…○○市に住む21歳。身長160、サイズは上から89-65-90、体重は秘密…髪は、ストレートでボブより少し長めで、色白です。現在、彼氏あり…でも、忙しい彼氏とは、擦れ違い気味の生活が続いています…
ある日の午後、私はタンスの中から一番丈の短いスカートを取り出していました…ある人に会うために外出の準備をする私…
準備を整え、待ち合わせの場所に向かう私…電車の中で、これから起こるであろう事を想像するだけで、体が熱くなるのを感じていました…
私が降りた駅は、飲み屋街や風俗店などの歓楽街を抱える駅…夜や週末になれば賑わうこの駅も、平日の午後は閑散としていました…
駅前のスクランブル交差点を渡り暫く歩いた私は、細い路地を左に曲がります…大通りから少し入ったココが待ち合わせの場所でした…
『待ち合わせの場所に着きました…』
高鳴る鼓動を抑えながら、メールを送信する私…
「先に中に入っていてね…」
直ぐに返信のメールが届きました…
…えっ、先に入っていてって…
少し躊躇いながら、空を見上げると…古ぼけた看板が私の視界に入っていました…
私が立っていたのは、成人映画館の前でした…度胸を決めた私は、チケットを買い未知の世界に足を踏み入れていました…
中央のスクリーンから放たれる妖しい明かりが、あまり広くない空間を薄暗く照らしていました…客席には私の他に三人だけ…右隅の最後列に腰を降ろす私…
スクリーンの中では、激しい男女の営みが…喜悦の表情で甘い吐息を漏す女の姿…腰を振り女を突き上げる男…
何時しか私の目は、スクリーンに釘付けになり…私の花びらには、愛液が滲み始めていました…
映画館に入って、十分程した時…私の携帯がブーッブーッと震えメールの着信を私に伝えました…
「遅くなってしまってスミマセンでした…」
待ち合わせの主からのメール…出入口を見ると、髪を短く刈り上げた中年男性が立っていました…
その男は、真っ直ぐに私の座っている席に近付いてきます…ドキドキと心臓が破裂しそうな位、高鳴っていました…
そのまま男は、私の隣りの席に無言で座りました…右手に持った携帯を器用に操りメールを打つ男…