甘い計画-3
顎にあった圭くんの手が、すっと私の右胸に触れた。こんなの、嫌だ。
自分が望んだことだけど、こんなの、違う。
今の圭くんには、愛が感じられない。
こんなんじゃ、犯されるのと同じだ。
圭くんに…犯される?
その言葉が頭によぎった瞬間、自然に口が動いていた。
「…圭くん、お願い、やめて…」
いくら大好きな圭くんでも、愛がなく、無理矢理やられるなんて、犯されるのと同じだ。私は本当に恐怖を感じていた。
私の声を無視し、圭くんの左手が胸を激しくもみだした。
「いやっ…!」
「嫌なら逃げてみろよ、ま、そんなことさせないけどな」
その言葉と同時に、体を抱えられ、ベッドに投げ出された。
すかさず、圭くんは私の上に多いかぶさり、どこからかロープを取り出した。
「これで、逃げられないだろ?」
圭くんは私の両手をロープで縛り、それをベッドに括り付けた。
「痛っ」
ロープの締め付けが強くて、思わず出してしまった声に、圭くんの表情が一瞬、変わった。
え…?
今の、表情。
いつもの、私を気遣う圭くんの優しい瞳。
そう思ったのも束の間、圭くんは私の胸元に手を置き、一気に着ていたブラウスを引き裂いた。
「いやぁっ!」
「嫌、じゃねーだろ。」
そう言って、唇を奪い、口中を犯しながら、両手で胸を激しくもみ砕く。
「んっ…!」
圭くんの右手が私の胸の敏感な突起をブラ越しに強く摘む。
「ん…んっ!」
そのまま指で弾いたり、押しつぶしたり、巧みな指使いで私の胸を弄んでいた。圭くんの思いのままにされても、両手を縛られているから、どうすることもできない。
圭くんがブラを無理矢理押し上げる。
「へぇ、ビンビンにたってんじゃん。お前、こんな状態で感じてんの?」
「そんなことないっ…!」口ではそう言いつつ、私は少し前から、感じ始めていたのかもしれない。たぶん、圭くんの一瞬変わった表情を見てから。いつもの圭くんの顔を一瞬でも見たから、恐怖心が少しだけ、消えたのかもしれない。
「だったらもっと感じさせてやるよ。」
いつもなら、絶対に言わないようなセリフを吐き、圭くんの唇が、今度はあらわになった左胸に近づく。
恐怖が少し消えたと言っても、両手を縛られたこの状態では、やっぱり怖いし、嫌だ。なりより、いつもは必ず電気を消してくれるのに、こんなに明るいところじゃ…私はものすごい羞恥心を感じていた。
でも、そんな気持ちは届かず、圭くんは敏感な突起に吸い付いた。
「んあっ…!」
両手で胸全体をもみながら、舌で突起を転がす。
激しい愛撫に、私の息も乱れ始め、意識が遠退きそうになる。
「お願いだから、もうやめて…」
「言っただろ?忘れられないようにしてやるって」
圭くんは、その言葉と同時に両胸の突起を強く摘んだ。
「いやぁっ!」
そのまま、今度は唇、耳、首筋、胸元と、これでもかと言うくらい、キスを落とす。私の体に、自分のしるしを残すように。
両手を縛られ、無理矢理犯されてるのに、そのキスにどこかやさしさを感じ、私はだんだんと恐怖よりも快感を感じ始めていた。
だけど、こんな気持ち、圭くんに悟られないようにしなきゃ。
こんな状態で感じてるなんてしれたら、圭くんに本当に嫌われてしまうかもしれない。
その間に、圭くんの手はスカートを捲り上げていた。そのまま、太ももをまさぐり始める。
いつのまにか自分でもわかるぐらいに濡れている秘部を触られるのが恥ずかしく、腰を動かしながら、圭くんの手を避けてみる。