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初恋のハジメ方
【初恋 恋愛小説】

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初恋のハジメ方 act.1-3

 「いや、別にいいよ! ただの俺のお節介だからさ!」

な!?っと人懐っこい笑顔をむける彼に彼女も段々と安心してきた。
そんな彼女を見て彼も一安心し、ふとなにげなく時計を見やるともう始業時間が迫っていることに気づいた。

 (げっ!? やっべぇ〜もうこんな時間かよぉ〜 汗)

遅刻の危機をむかえ現実に戻された彼は急に焦りだした。

 「もう大丈夫だよね!? 俺もう行くな!アンタ、ホントに気をつけなよ!!」

そう言い残し、彼は学校に向かうべく走りだした。

 「あっ!? まっ待ってください!」

走り去る彼に慌てて声をかけるも、すでに遠くにある彼の背中には届かなかった。




 「…名前……聞けなかったなぁ…」

そうつぶやいた彼女の言葉は彼には届かないままただ響いたのだった。


 …To be continued


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