約束…2-6
「…あっ!」
真鍋がまた、指を動かし出す。
もう、本当に立てなくなっちゃう…!
「も…無理っ…!
真鍋っ…」
真鍋はあたしの顔を見て笑ってた。
そんな真鍋の顔を見て、あたしはたまらなくドキドキしてしまう――
「真鍋っ…やぁっ…」
手とあたしの体がぶつかり合う音が狭い個室の中に響く。
「真鍋っ…嫌っ…!!
もうこれ以上はだめっ!
出ちゃうっ…出ちゃうからっ…!!
嫌っ――!!」
そう言った瞬間、真鍋の手を、あたしの体液が汚す――
「はあ…あ…
真鍋…
やだ…恥ずかし…い」
「こんなに汚して…松本さん…」
真鍋はニヤニヤと笑いながら、あたしのそれからゆっくりと指を引き抜いてズボンのベルトを外す。
大きくなった真鍋のそれ。
久しぶりに見る愛しい人のそれにあたしは胸を高鳴らせるしかなかった。
「松本さんの…おいしいですね…」
「やだ…汚いっ…」
右手についたあたしの体液を真鍋が舌でなめとる。
ゾクリと背筋が凍りそうな顔をする真鍋を初めて見たけど、あたしはそんな真鍋にもドキドキして――
ねぇ、真鍋…
あたしを犯して――
真鍋はどこからかコンドームを取り出し、自分のそれに装着すると、あたしのそれにこすりつけて。
真鍋が…ゆっくりと入ってくるのがわかる。
「まな…べ…!!」
真鍋があたしに体を打ちつけだしたときだった。
話をしながら何人かがトイレに入ってきたのだ――
「…!!」
ビクン、と体が震える。
真鍋がそれで体の動きを止めたのはほんの少しの間で、急にあたしの口をふさぐと体を動かし出す。
「んんんっ!!」
ガンガンと個室の中から不自然に音がするのにもちろん気づいて、「なになに?!」と声が聞こえる。
彼女たちも大人だ。
不自然な音と、あたしと真鍋の吐息。
それが何を示すかわからないはずがない。
真鍋は相変わらずあたしの体に自分のそれを打ちつける。
この状況で、押さえられた口元と無理矢理打ちつけられているそれは、あたしの思考能力を停止させるのに十分で。