恋は盲目………イタズラ……………-7
キーンコーンカーンコーン
「やべっ、これ本鈴じゃねぇか!!急げ誠、ピロキ!!」
「えっ僕走るの苦手……」
「ちょっとまてよ、誤解の解き方!!」
もはや豆粒くらいの大きさになった亮の背中。
あいつめ……
しょうがなくピロキに合わせて走る
「また今度だねそれは。」
タッタッタっ
「あぁ、そうだな。しかし参った。どうすれば……」
「うん、それよりも……」
タッタッ、ピタッ!
「それよりも?」
突然足をとめて前を見る絶望的な表情のピロキの視線の先には、不適な笑みを浮かべた、学年一厳しいと言われる英語の先生がいたのである。
この後、散々問題を集中的に当てられたのは言うまでもなく、その対象に亮は入ってなかったのであった。