「蜜の味わい」-4
「ふーん。あんな小さな玩具じゃ足りませんってことか」
楼主の嘲りの声に舞は小さくかぶりを振る。
「違う?じゃあ、何でココはヒクヒク動いてるわけ?」
貪欲に獲物を求めて蠢く舞の秘裂を軽くなぞる。
それだけで、触れる指先を追いかけるように舞の花芯は激しく開閉を繰り返す。
「…全然、説得力ないんだけど」
ニヤニヤと笑いながら楼主は舞をいたぶり続ける。
チラチラと焦らすような刺激では、火照った躯が悪戯にざわめくばかりで決して頂点に導かれることはない。
もう限界だと心が悲鳴を上げているにも関わらず、躯は快楽を求めて淫らに彷徨い続ける。
まだ幼い舞の経験では熱の逃し方など分かる筈もなく、高ぶる躯を持て余すばかりだ。
「…辛そうだね、舞」
楼主は慈悲に満ちた声で酷くいたぶる。
「ほら、自分でやってごらん」
声をかけながら舞の手を取り秘部へと導く。
唇を噛みしめ、瞳を潤ませながら、それでも舞は嫌々と首を振る。
「舞が自分でイクとこ見たいな」
ねっとりと甘く絡みつくように繰り返し耳元で囁き続けると舞の躯から徐々に力が抜けていった。
「上手に出来たらご褒美をあげよう」
ゆるゆると動き始めた舞の指先を見遣り、楼主は更にもう一押しする。
「ご…ほうび?」
トロンとした瞳の舞が顔を上げる。
「そう。さ、いい子だから。気持ちよくなりたいだろう」
促された舞はついにコクンと頷いた。
それは、昨晩の“初仕事”と今朝からの“お仕置き”で溶けきっていた舞の理性がとうとう崩れ落ちた瞬間だった。
おずおずと動き始めた手は、段々と勢いを増し熱を帯びていく。
「んっ…。はぁんっ」
舞の可憐な口元からこぼれ落ちる淫らな声を楼主は口の端を上げ、満足そうに眺めていた。
「ほら。じゃあ次はコレを使ってごらん」
舞が手渡されたのは男性を象った薄紫の玩具だった。
「指だけじゃ足りないんだろ?舞のここは?」
楼主は舞の手を取り、玩具で入り口を撫でるように弄る。
ヒクヒクと動く舞の入り口からは、たらりと蜜が溢れ玩具に滑りを与えていく。
じゅぶっ。
卑猥な音を辺りにまき散らしながら、舞は玩具を飲み込んでいく。
ズリュッ、ズリュッ。
抽送を繰り返し、蜜を纏った玩具はグロテスクな外見を強調させる。
添えられていた楼主の手が離れていくのにも気がつかないほど舞は酔い、高ぶっていた。
熱は、舞の躯を熱くし、思考を溶かし頭を真っ白にする。
躯中に、赤い痣をつけた少女がグロテスクな玩具を出し入れする様は非常に淫靡だった。