秋か春か夏か冬〜17話『みんなで行こう温泉旅行・後編』〜-9
「「お前の彼女は100%ツンデレだよ!!!お前にデレ100%だから気付かないだけだ!」」
またも2人からつっこまれる。
「〜〜!!僕は良いですけど、鈴ちゃんを悪く言わないで下さい!」
…恋愛講座から3人の言い争いが始まっていた。肝心の相談した人はというと…
「……この争いは……俺のせい?」
この争いをどう止めようと苦悩する奏樹だった。
―――2日目・夜・女子部屋
こちらも布団はひいてあるが、まだまだ起きている。そして鈴音が注目!とばかりに手を叩く。
「さて、温泉はバラバラに入ってわからなかったけど……今こそチャンス…。みんな…わかっているわね?」
「「「なにを?」」」
わかるわけがない。みな疑問に思う。
「誰が1番発育が良いかに決まってるじゃない!浴衣だから触りやすいし、調べやすいのよね〜♪まずは……カオリン」
「ふぇ……ゎ、わたしですかぁ〜!?」
後退りする香織。
「もちろんみんな調べるわよ…まずはあなた。逃がさないわよ……それ♪」
「〜!?!?!?」
「わっ、この子の……柔らか〜い♪むっ!私より大きいわね……」
悔しそうにする鈴音。
香織はジタバタしていたが、鈴音相手に抵抗など無意味。終わる頃にはグッタリしていた。
「次は……」
全員がビクっとする。
「……夏輝!あなたにした♪」
「えっ、僕…?い、良いよ別に…」
ひきつった笑いを浮かべ後退りする夏輝。
「逃げないの〜…優しくするから〜♪」
「ゎっ!目が笑ってないよ〜!!」
ガシッ!
「ひゃ!く、くすぐったいよ〜」
「ジッとしてなさい!ふむ…中々…さすがアイドル♪平均よりか上のサイズね。しかもあなたも私より大きいなんて…!」
「うぅ〜…」
2人目の犠牲者、夏輝も散々触られ倒れこむ。
そして鈴音は残りのターゲットを見る。
「残るは双子ね〜♪どちらにしようかしら……あっ、目があったわねぇ〜アキリン♪」
決めたとばかりに歩み寄る鈴音。
「ゎ、わたくしもですか?ひ、昼間にだって散々触られましたよぉ…」
「それとこれは別よ♪それー♪」
「ぅ…ひゃん!そ、そこは関係ないです〜!!」
「読者サービスよ♪ふむふむ…平均よりちょっと下くらいね♪でも触りごごちが良い〜♪私より少し小さいくらいか。やっと1勝…思った以上に手強い連中ね」
いったい鈴音は何と戦っているのやら。