振り向けお前っ! 2話〜転校生〜-1
(朝・挨拶を終えて先生の話がある時間)
「えーっと、今日は新しい入学生を紹介するぞ。」
おかしい。なぜ?まだ入学してそれほどたってないのに。
しかも3人も・・・
と、思いつつ悠太は見ていた。
ふと目をやると、その中にすごく綺麗な女子生徒が居た。
「綺麗だ・・。」
と、悠太は思わず口にだしてしまった。
2話・転校生
3人の転校生が教室に入ると。
「じゃあこの3人に自己紹介をしてもらおうか。」
と、先生が言った。(ちなみに先生の名前は立野 茂とかいて、たつの しげると読む。)
1人目の男子生徒は、春本 輝(はるもと あきら)
隼心春高校に来る前はもっと遠いとこに居たそうだが、よくある親の都合ってやつでこっちにきたらしい。
「春本 輝です。これから皆さんと過ごして行く事になりますがよろしくお願いします。」
そしていがいとかっこいい。
2人目は女子生徒だった。
「小林 薫(こばやし かおる)・・・・です。これから・・・・よろしくお願いします。」
ちょっと気弱そうな女の子だった。
そして悠太が綺麗だと言ったもう一人の方の女子生徒が
「北条 愛華(ほうじょう あいか)です。まだ分からない事が多いので皆さんで教えてくださると嬉しいです。」
とにかく綺麗だった。悠太だけじゃなくクラスの全員から見て―――
そして3人の挨拶が終わり1時間目の授業が始まるまで転校生3人は質問攻めに遭っていた。
具体的な質問は。今までどこにいたの?好きなタイプは?何か趣味は?などなどいろいろと。
3人は座席が無かったので新しく追加して座る事になった。
悠太の隣の列の一番後ろに輝が座り、その列の隣の一番後ろに薫、そして3列目の後ろに愛華という順番で座った。
すると輝が悠太に向かって
「よろしく、あ・・・えっと、」
名前が分からないのだろうか少し戸惑っているのをみて、悠太が
「よろしく、俺、神木 悠太。呼び方は・・任せるよ。」
「あ、じゃあ悠太君でいい?」
「うん。いいよ。」
悠太にとった輝はとても馴染みやすかった。