振り向けお前っ! 1話〜高校生活幕開け〜-3
「あぁ、悠太こないぞ。」
「なんでよ!あれだけ言ったのに、昨日の分昼休みに掃除しようって。」
はぁ、そんなことか・・よし
「誰が来ないって?」
にこやかに言う。怒りを込めながら
「あ・悠太。」
「ちょっと進一借りていいか?」
阿佐美に聞く
「何のために?」
「3分以内に済ませるから。」
と聞いてみる
「別にいいわよ。その代わり速くね。」
と言われ俺は阿佐美に礼を言い進一を誰も居ないもの影へ引っ張っていった
「いやだあぁぁ・・ちょっ・まっ・・ゴフッ!!」
「うっさい!抜け駆けしようとした罰だ!」
・ ・ ・ ・ ・ ・ 3分後 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
進一はボロボロになって帰ってきた・・
何が遭ったのかは読者の皆様の個人のご想像にお任せします。ま、大体わかりますよね?
「で朝山がボロボロなのはいいとして。」
いいんだ、と悠太は思うが口にはださない。
「あんたがサボった場所はここだからよろしくね?」
「あ・・あぁ。」
しょうがないので渋々始める、進一はそこらへんに捨てて。
「ねぇ、悠太?」
といきなり阿佐美が呼ぶのでびっくりして
「ひゃい!」
と声が裏返ってしまった。何せ相手は阿佐美なのだ、あの怖い阿佐美なのだ。
裏がえるのも無理はない、いきなりだから。
「な・何声裏返ってるの?」
「あぁ・・いや、なんでもない。」
不思議に思いながらも阿佐美は会話を続ける。
「あのさ、悠太は今私の事どう思ってる?」
「え?そりゃ、まぁ・・ただの幼馴染だろ?」
一瞬阿佐美の顔が曇った気がしたが気の性だろうと思い続けた。
「なんでそんなこと聞くんだ?」
阿佐美がぴくっと反応したのをみて聞き返さないほうがよかったかと思うがすでに遅い。