振り向けお前っ! 1話〜高校生活幕開け〜-2
「あーらお二人さん仲良しな事、そんな仲良しで昨日はなにやってらっしゃったのかしら?」
限りない笑顔ととても優しいつもりなのだろうか、そんな口調でいってくる。が目には殺意の炎が燃えている。
怖い・・怖すぎる。
「げっ・・河谷・・げ・・元気してた?」
「うっさい朝山2人してなに掃除当番サボってんだ!コラ」
さっきの口調はどこ行った?
などとぼーっとしてると真横からすごいスピードで手が飛んでくる
「うおっ!」
間一髪で避けるが心臓が破裂しそうなくらいバクバクと動いていた。
「ななな・・何すんだ!!」
「何すんだじゃないわよ!ちゃんと私の話聞いてたの?」
ぼーっとしていたのでほとんど聞いてはいないだがそれを言ったら間違いなく殺されそうになるのでうまくごまかそうと
「あ・あぁ聞いてたさ。」
もう阿佐美の横手チョップは食らいたくない
本当に〜?と言う目で俺を阿佐美がみている。
見るな!そんな目で見るな!
疑惑を持ちつつ阿佐美は自分の席にもどっていく。
ちなみに席は6行あって一番右の一番後ろの6番目に悠太、進一は一番右の2番目、阿佐美は2行目の一番前
暇なときには進一が悠太の席の近くによく話に来ている。
他愛のない世間話をしに。
今日は朝その時に阿佐美に怒鳴られたと言うわけである。サボったおかげで・・・だ。
朝のホームルームが終わり
阿佐美が言っていた事がまったくわからなかったので進一に聞きに行く
「なぁ進一、さっき阿佐美が言っていた事って何?」
「やっぱ聞いてなかったのか・・・まぁお前だけまた河谷に怒鳴られればいいさ。」
嫌味ったらしく進一は言う
「なんだよ・・・。」
そして昼休み進一がどこかへ行く、悠太も気になって後を付けていった。
そこは悠太たちが掃除する場所だった。
「来たぞー。」
「あれ、悠太は?」
などと会話が聞こえてくる