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社外情事?〜気晴らしの酒と思わぬ睦事〜
【その他 官能小説】

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仮装情事。〜鉄の女と人気レイヤー〜-10

「…悪かったよ、変な事を聞いて」
まずは謝罪。
「…お詫びに、思い切り気持ちよくしてあげるよ……『アイリ』そして『エイナ』として」
そしてさする。
「ぅ…っ」
「…気持ちいいと思ってくださって嬉しいですわ…もっと大きくしてくださいませ」
二の腕まで覆う手袋を外し、じかにサオを擦る。それと並行して、カリに指先を当て、くすぐるようにひっかく。
すると、哲也の口からは面白いくらいに漏れる悶え声。モノは更にひくひくしながら膨らみ、硬くなり、次第に血管まで浮き始めてきた。
「ああ…逞しい…」
なんて言ってみるが、逞しいどころではないと思う。サオは指で作った輪に何とか収まるってぐらい太いし、哲也の臍の辺りに届くんじゃないかっていう長さも持ってる。更に亀頭だってかなり大きい。正直、少し怖い。
「うふ…もっと悶えて、興奮してくださいませ…」
だが止まらない。止められない。
私はサオをしごき、ぶら下がっている玉袋をふにふにと揉んで、哲也のモノを弄る。加えて、赤黒い亀頭にキス。生暖かい息を吹きかけてから、舌先でちょっとずつ舐める。
「は…ぁっ…ぅくっ……き、きょーか、さん…っ」
「『エイナ』です…んふ…はぁ…ぺろっ…」
舌先だけだったのが、次第に舌全体に。荒い吐息を漏らしながら、私はいつしか夢中で舐め回していた。
舐めていたのは亀頭だけだが、乗せていた唾液が多かったせいで根元までべとべと。サオをしごく手も玉袋を揉む手もぬるぬるしている。
「れろ…ぴちゃ、じゅる…んちゅ…」
丹念に。
丹念に。
本番の経験はないが、何度も経験した前戯の事を思い出し、哲也の様子をうかがいながらじっくりと、なぶる、ねぶる。
そのうち、哲也の方もだんだんとその気になってきたらしい。
「ぁ…くっ……エ、エイナァ…っ」
私を『京香』ではなく『エイナ』と呼び始めている。気持ちよくて、だんだん頭が回らなくなってきたのだろう。
かく言う私も、だんだん変な気分になってくる。「京香」や「アイリ」という私本来の性格があやふやになり、いつの間にか自分が「エイナ」になっている気がする。そして何故か、哲也が「哲也」ではなく、魔戦騎士でエイナの恋人となる戦士「ディーン」のように見えてきて――

と。

不意に違和感。
思考的にではなく感覚的に。
その出所は大体股間の辺り。
(……?)
私はふと気になった。
記憶の中にはそんな違和感など存在せず、表現しようにも何と言えばいいかわからない、言わば未知の感覚。
私の体に何が起こったのか。それを確かめるため、私は玉袋を揉んでいた方の手をドレススカートの中に入れ、足の付け根の辺りを探ってみた。

…濡れている。

唾液でぬめっていた指よりも、私の股間を包み隠す下着が、濡れている。
それはおそらく、自身の性的興奮を示す証拠。同時に、多分初めて体験するもの。今まで決して感じる事のなかったむずむずするような感覚に、私は戸惑った。

私は今まで、性行為で興奮の末に濡らした事などない。どんなに丹念に愛撫されても、どれだけ下の口を舐められても、男のモノを受け止められる程に濡れる事はなかった。更に、何人もの男が私を抱いたが、その中の一人として私を濡らす事はできなかった。


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