社長と秘書の、とある夜の秘め事-6
「んん…きつ…い…雪人…」
俺の腹の上に手を乗せて、松本は動いていく。
俺は松本のそれと、俺のそれがつながっているところを凝視していた…
「雪人…さっきから…すごく見てるね…
ふふ…Hなんだから、もう…」
松本が動きを止めてそう言った。
俺はすべてが見透かされている気がして、何だか怖かった。
「ば、馬鹿…見てないよ…」
そう言う俺の声は、震えている。
「嘘つかなくても…いいのよ。
悪いことじゃないわ…ほら、見て?」
松本は脚を開き、そのつながっている部分を俺に見せつけるようにした。
俺のそれをくわえこんでいる、松本のそれ。
「つながってるんだもん…
気持ちいいに決まってるでしょ?
ん?!…ああんっ」
松本が主導権を握っているのが怖くなって、俺は下から腰を突き上げた。
なぜだろう…何でこんなにゾクゾクするんだろう…
「んんんっ…雪人…あぁっ…」
「俺…もうそろそろ…」
「…はぁっ…いいわよ、イッても…!」
打ち付ける音が速くなり、俺のそれは我慢の限界−−
そして打ちつけるたびに松本のそれが俺を締め付ける。
まるで逃がしてやらない、と言っているかのようだと思った。
「ううっ…!!」
イク瞬間に俺は松本の腰に手をかけて、自分の体から松本の体を引き離した。
そして、松本のお腹に勢いよく俺の体液が放たれる。
「はぁ…は…雪人…」
俺はドサリ、とベッドに全体重を預ける。
こんなに疲れ果てたのは初めてかもしれない、というくらいに。
「シャワー浴びてくるね」
乱れた髪を手でときながら、松本は微笑んで脱衣室へと向かった。
−−疲れきっている体に、急に眠気が襲ってくる。
まぶたがゆっくりと閉じていく感覚…
目が覚めた時には朝日が差し込んでいた。
そして隣には、松本がいる。
俺は腰に痛みを感じながら起き上がった。
いってぇ…年だな、もう…
「−−雪人…?」
「ああ、すまん。
起こしちゃったか…?」
いつもは完璧な松本の、寝起きの顔は何だか可愛く見えた。
松本は髪をかきあげると、眠そうに枕へと顔を沈める。
…こんなに無防備だと襲っちまうぞ。
少女なのか、魔性の女なのか、わからないな…
そう思いながら俺はクスッと笑った。