社長室での秘め事-5
「舐めてもいいか…?」
麗が不安そうに、ゆっくりと肯く。
「はぁ…いや…んっ…」
舐めながら麗の顔を見ると、目を閉じて快感に耐えているのがわかる。
結んだ唇から、我慢できずに吐息が漏れて。
そのたびに俺の唾液よりも多く、温かい体液がそれから流れだしてくる。
「あうっ…!!」
俺が舌を差し込むと、体を大きくのけぞらせた。
そんなひとつひとつの感じ方さえもが愛しい。
俺はたまらなくなって、麗の腰をつかむと自分の方に引き寄せて、必死で麗のそれを舐めた。
「ああっ…だめです、そんなのっ…
舌が、深いですっ…んんっ…」
舌に麗の快感の振動が伝わってくる。
舌を動かすたびに、麗の中がビクビクと震えて…
「は…麗、俺の口がこんなにベトベトだ…」
唇を離して、麗に見せつけるようにしてわざとそんなことを言う。
「す、すみませんっ…」
「キスして、お前が汚したのをきれいにしてくれよ」
「あ…そんな…」
恥ずかしそうに顔を赤くさせる麗。
俺は麗の隣に座って、麗の口元まで唇を近付けた。
「キス、して」
ゆっくりと肯いて、麗は俺の唇に舌を這わせる。
恥ずかしいのか、震えている麗の舌。
麗の舌が俺の唇をなぞるたびに、自分の欲望は麗に向けられていく。
俺はそのまま、麗を押し倒した。
「いい…か?」
「き、聞かないで下さいっ…恥ずかしいので…」
「聞きたいね、麗の口から」
そんなことを言いながらも俺は我慢ができないのでベルトを外していく。
「いれていいの?
いれていいなら、
麗のどこに、何をいれるのか、言って欲しいな」
そんなことを言いながらも…顔を出した俺のそれには余裕がないらしく、先を体液が濡らしているのだ。
「い、言えないです…」
「社長命令だよ」
「社長の意地悪…
わ、わたしのここに…社長のモノを…いれてくださいっ…」
さすがに伏せ字の言葉は麗は言えないよな、と思いながらも俺はニコリと笑う。
麗の必死の努力だからな。
まあ、許してやろう…
って本当は俺の方が我慢できないんだけど。
「よくできました…」
「あっ…」
なんの抵抗もなく、俺のそれを受け入れる麗のそれ。
それはとても温かくて、久々の感触であり、感覚。