第3会議室…3-12
「ハッピーエンドねぇ。ね、雪人っ」
「悪趣味だ、松本…」
「あら。
なんだかんだ言って、ここまでついてきて、あえぎ声聞いてたくせによく言うわよ」
第3会議室の外に立っているのは松本と社長だった。
この2人、悪趣味なことに…
この寒い中、廊下で中での情事を耳を押し付けて聞いていたらしい。
「ま、最近はあなたも坂下とHしてないみたいだし?」
「…は?!
お前、覗いてるのか?!」
「やっぱり図星なのね〜!
坂下、そういえば雪人になら痴漢されてもいいって言ってたわよ!」
「お前らどんな会話してんだよっ!!」
−−−−−−−−−−
「外…
何だか社長と松本さんの声しますね…聞かれてたんでしょうか…」
「ああ、そうみたいだな…」
2人は赤面しながらそう言っていた。
「まあ、今回は社長と松本に感謝しとこう」
部長がクスクス笑いながら、星野に言った。
自然と2人は唇を近づけ合う。
悪趣味な2人のおかげで、この2人が愛を確かめ合えたんだから、良しということにしとこうか?
秘書の恋…第3会議室…END