罪〜Revision〜-6
体育館でボールを追いかけていた亜紀はふと、外のグランドに目を向けた。和哉が走っている姿が見えた。彼女はそれを柔和な顔でしばらく眺めていた。
それからはお互い部活や塾にと平穏だが、忙しい日々が流れた。
「ふぃ〜、ただいま…」
夜遅く和哉が帰宅した。
その日は特に忙しかった。部活後の塾で期末テストが近いせいか、いつもより1時間も講習が長引いた。時刻は9時を少し過ぎていた。
「和哉遅かったね」
亜紀が出迎える。風呂上がりなのか、タンクトップにスパッツ姿。スラリと伸びた手足にタンクトップ越しの膨らみ。その下は何も着けていないのだろう。膨らみの先が分かる。
母親から〈亜紀!なんて格好してるの〉と小言を言われ、しぶしぶ自室へと下がって行く。
ー夜中ー
和哉は目を覚ます。夕食でたくさん水を摂ったのがマズかったのか、トイレに行きなくなった。
「何時?…12時かよ、明日も朝練なのに」
トイレへ行こうと廊下に出たところ、姉の部屋から明かりが漏れている。和哉はそっとドアーを開けて覗いた。
「姉ちゃん?」
返事は無い。和哉が部屋に入ると、亜紀は机に突っ伏したまま寝っていた。勉強と部活を両立させようとすれば、どうしてもそうなり易い。
「姉ちゃんも大変だね」
だが、このままでは風邪をひきかねない。そう思った和哉は姉を起こしにいった。
「姉ちゃん。姉ちゃん!こんなトコで寝ちゃ風邪ひくよ」
「んっ…あっ…和哉…」
イスに座ったまま腕を上げて伸びをする亜紀。タンクトップの隙間からこぼれる胸の膨らみに和哉は目を奪われる。
亜紀は立ち上がってフラフラとベッドへ向かい、倒れるように寝てしまった。腕を投げ出しスヤスヤと寝息をたてる亜紀。
タンクトップは乱れ、お腹から乳房がわずかにこぼれてた。
そばに跪き、見つめる和哉。
無防備な寝姿に呼吸音が荒くなる。指が乱れたタンクトップをそっと掴み、首元までたくし上げた。
乳房がわずかに揺れて露になる。明かりに照らされ、透けるような白さに和哉は吸い付けられた。
(…姉ちゃん……)
震える手で姉の乳房を両手で包み込んだ。ちょうど掌におさまる大きさ。しっとりとした湿り気に指先に吸いつくような感触。
乳房の感触を確かめた和哉は、ゆっくりとこねだした。亜紀の乳房は次第に凝っていき、肌も桜色へと染まっていく。