罪〜Revision〜-13
「…あうっ!!」
亀頭が膣の奥に当たった。亜紀は苦悶の表情を浮かべる。
「…ふん!…あん!…あん!…」
和哉は少しずつ腰の動きを速めていく。初めての血がたぎるような想いを亜紀にぶつける。
肉壁のヒダを刺激され、最初は苦悶の表情を浮かべていた亜紀だったが、痺れるような感覚から次第に疼きへと変わっていった。
「…んんっ!…はうっ!…んぁっ!…」
和哉の動きに合わせて亜紀の声は吐息へと変わり、腰が動き始める。
〈…ダメ…声…漏れちゃう…もう!〉
亜紀は己の指を噛みながら、悦びの声を堪える。
「はぁ、はぁ…ね、姉ちゃん…いきそうだ!…出していい?出すよ!」
亜紀は枕に爪を立てて、首を左右に振りながら、
「あっ!あうっ!…イッてぇ!…はぁん!…出してぇ……」
和哉のグラインドが速くなる。
亜紀は脚を絡めて身を委ねている。自身も昇りつめようとしていた。
「はああっ!…ああ!…あっ!」
和哉は〈オス〉の叫びと共に亜紀を引き寄せ、腰を押し付ける。
「あっ!あああぁぁーー!」
ほぼ同時に亜紀も絶頂をむかえた。和哉に絡めた脚に更に力を入れて和哉にしがみつく。まるで、
〈繋がったまま離れたくない〉
ように。
ー翌朝ー
夜来の雨はすっかり上がり、カーテン越しに陽光が差し込む。和哉はそれに気付いて目を覚ました。
「んふ。おはよう和哉…」
目の前に微笑む亜紀の顔。思わず身を起こして辺りを見回す和哉。
(ここはボクの部屋だ……そうだ!昨夜、姉ちゃんがカミナリ恐さに来てから……)
となりに横たわる姉に和哉は訊いた。
「姉ちゃん、今、何時?」
亜紀はいたずらっぽい顔をして答える。
「9時ちょっと過ぎ」
「エエッ!何で起こしてくれなかったんだよ」
そう言ってブランケットを跳ねのける。すると、驚きの声を挙げた和哉。
彼は裸だった。