罪〜Revision〜-11
「姉ちゃん…」
沈黙を破って和哉が姉に話しかけた。亜紀は黙って弟の目を見ている。
「ここで寝るって事は、どうなるか分かってるの?」
亜紀は戸惑う事なくコクリと頷く。
「和哉…」
亜紀は和哉の唇に自分の唇を重ねた。
「うっ…んん…」
柔らかく濡れた唇が和哉の唇を貪り付く。彼は無意味に口を開くと姉の口内へ舌を入れた。
亜紀も口を少し開いて、弟の舌を受け入れる。ぬめる唾液と舌が亜紀の口内をうごめき、舌と舌が絡み合う。
和哉の唇が離れる。亜紀の口端は唾液がつたっている。
和哉の舌が、首筋から鎖骨を這い渡る。右手は蕾を摘み、左手は脇の下から副乳あたりを揉み上げる。亜紀の脇の下からは汗が滲ませた。
舌は鎖骨から脇の下へとを滑り移る。亜紀の〈メス〉の匂いに、和哉の思考は痺れて溶けていく。
「…んんっ…和哉…」
亜紀は身を起こすと、和哉をベッドに押さえつけた。
妖しげな亜紀の笑みが暗闇に浮かぶ。
「和哉ばっかり…今度は私にさせて」
亜紀は、弟の身体に吸い付いていく。胸からヘソ、そして脇腹へと。その先にある〈和哉のモノ〉は赤く硬く膨らみ、先を濡らしている。
「…く、口で…してあげる…」
そう言うと、亜紀は体位を変えて和哉のモノに手をそえると、亀頭を口にくわえた。〈オス〉の匂いと先汁の塩味が口内に広がり、思考を麻痺させる。
カリの部分に舌を這わせて激しく舐めまわす。和哉は口内の暖かさと刺激に圧倒された。
くちゅ…じゅる…ずじゅ…ずずっ…
淫猥な音が2人の昂りを煽る。
「あぁ、気持ちいいよ…姉ちゃん。そのままボクの身体を跨いで」
言われるままに和哉を跨ぐ亜紀。目の前に、姉のぬらぬらとした秘部が見える。割れ目はわずかに開き、花弁から蜜が垂れていた。
和哉は割れ目を両手で開き、顔を近づける。舌を花弁に当て蜜をすくうように動かす。
誰に教わったわけで無く、本能のままに。
「あふぅ…ふぁ…あふぅ…んんっ…」
和哉の舌使いに欲情はさらに高まり、亜紀の舌の動きも速くなる。
〈…和哉が…私の……舐めてる……〉
舐められるほどに溢れ出る蜜。
いつの間にか弟の愛撫に身を動かす亜紀。和哉も姉に合わせるように腰を振った。