足枷と手錠と猿轡-3
「どこから触ろうか?」
エム様が私の耳元で囁きます。
「どこから触って欲しいのかな?」
エム様はいっこうに私に触れようとしません。エム様の息だけが私の耳と首筋に触れています。
エム様が私の頬にゆっくりと頬をすりよせてきました。初めて感じるエム様の温もり、直に触れる肌と肌・・。心までも暖かくしてくれるような、そんなエム様の体温を感じながら、私は乱暴にでもいい、早く私の体中を触って欲しいと思いました。でも、猿轡をされた私は自分の願望をエム様に伝える事が出来ません。
「こうかな?」
突然、エム様が私の両胸を鷲づかみにしました。そのまま乱暴にぐしゃぐしゃに私のふくらみを揉んできました。嗚咽にも似た喘ぎ声が漏れてしまいます。いっきに体が快感に飲み込まれていきます。
エム様は乱暴に、胸だけでなく、私の顔・・唇・・首・・腕・・体中を触ってきます。
エム様が触るたびに、そこがゾクゾクして体がビクビクと反応してしまいます。
「どうだい?我慢してたんだね・・こんな風に触られたかったんだね。とても柔らかい肌をしてて、いい触り心地だよ。肌が汗でしっとりとしているね。ここは・・どうかな?」
エムさまが乱暴に2本の指を薄布の上から私の敏感な場所に突き立てました。
「ぁうっ!!」
私は声にならない声を出し、体をビクンとはね返らせました。
「かなり、グッショリと濡れているね。手がベトベトになってしまったよ。君の愛液で俺の手がこんなにもベトベトになってしまったんだよ。」
エム様はそういうと、私の前で愛液に濡れた自分の手の匂いを嗅いでいます。
「すごく、いい匂いがするよ。君も自分の愛液の匂いを嗅いでみるかい?それとも舐めてみるかい?」
鎖で拘束された私の口元に私の愛液に濡れた手を近づけてきました。
「嘘だよ。この愛液は俺のものだよ。」
エム様はねっとりとした愛液を舌ですくうように、私の目の前で手についた愛液を舐めました。エム様の手から舌に愛液が糸を引いています。
私の・・愛液を・・汚いのに・・そう思う反面、エム様が私の愛液を舐めてくれる事がうれしくて仕方ありませんでした。