秋と春か夏か冬 番外編12、5話〜『2つの借り』〜-6
「こ…殺す気か…」
「起こそうとしたのよ」
「永眠するわ!!!!」
「いいから支度しなさい」
「あぁ…お気に入りの枕が……初代マクラ中佐…殉職でマクラ准将…俺の代わりに…すまない……」
「馬鹿なことやってないで早く行くわよ」
「…准将を殺した本人が言うセリフか…」
そして私は恭介と学校に迎い、体育祭が始まる。
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そして…
作者;(あのぉ…とりあえずここらへんで……)
…あら?
ここからが良いとこなのに…おしまいなの?
(すいません…尺が…)
話が長いって?しょうがないじゃない。
私じゃなく作者…あんたのせいでしょ。
作者;(うっ…)
バカ作者のせいで…まぁ良いわ、簡単にその後を説明するわね。
体育祭はね、結局うちのクラスは準優勝。
……それだけでもすごいけど、恭介はすごい悔しがってたわね。
まぁ得点の大半が、私と恭介だし、大健闘よ。
で、打ち上げ…先生のオゴリは駄目だったから、代わりに私の家でやったの。
……そんな入るのかって?40人くらい余裕よ。
まぁこれも恭介の案なんだけど……。
体育祭…打ち上げ…この2つのおかげで、周りからの私の印象がガラリと変わったわね。
友達もたくさん出来た。
しかもこの後、クラス委員とか…まとめ役の仕事が多くなって…自分で言うのも変だけど、クラスの中心になっていったわ。
クラスで浮いてた頃とは違い……楽しくて充実した日々になっていった。
…ムカつくけど……恭介のおかげ……。
そもそも…人と話す楽しさ、大切さを教えてくれたのが……あいつだから…今の私がいる…。
あ〜ムカついてきた!
この北条院 鈴音様があんな男に〜。
…ん?なによ。
作者;(最初に借りが2つあるって言ったじゃないですか?今のが1つめだとして……2つめは?)
そう!その2つめが大問題なのよ!!!
ぁ、あれは体育祭の次の週だったわ…。
恭介が親友を紹介してやると言って、私を呼び出したのよ。