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campus life
【青春 恋愛小説】

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campus life 2〜再会〜-3

大学での授業の大半では、こうした出席カードを開始時に配りそれを終了時に回収することで授業への出欠席をとっている。
ここまではどこの大学も一緒だが、うちの大学は少し変わっていて、これをもらい損ねると遅れて授業に来ても欠席扱いになってしまう。つまり事実上遅刻とゆうものが認められていないことになる。

出席カードを受け取り自分の席に戻り、授業の用意をしていると…


どどどど…


ん?いま何か聴こえた気がするが…




どどどどどど……



「なぁ…なんか聞こえないか?」

「あ…あぁ。足音かな?」


どどどどどどどどどどどど……


『……だんだん近づいてないか?』


どどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどど……バタァンッッ!!


大きな音とともに女の子が扉を蹴り開けて教室に飛び込んできた。少したってから後から息を切らせながらもう二人入ってきた。

あまりの出来事に教室が静まり返っる。

「ま……まだ大丈夫ですよね?!」

扉に蹴りを喰らわせた女の子が肩で息をしながら教授に尋ねる。


ん?あの声はどこかで…


壁の時計を見るとその針は授業開始時刻から数分進んだ所をさしている。

「…しょうがないわね、今回は特別にあげるわ。だけど今度からもう少し早めにいらっしゃいね。」

「あ……ありがとうございます!!」


そうしてなんとか出席カードを獲得した三人は、教授中の視線を一身に集めながらよりにもよって俺達の前列の席に並んで座った。



間違いない…彼女だ…


跳び蹴りを喰らわせてきた相手の顔なんて簡単に忘れるもんじゃないしな…


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