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「深夜の病室」
【制服 官能小説】

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「深夜の病室」-7

「えぇ…っと。別所 舞さんね」

手元にあるカルテを捲る。

「あったあった。骨折だね。綺麗に折れとる。くっついたらむしろ丈夫になるくらいなもんだ。時間が
かかるが良かったな」

舞と付き添いに来た母親は首を傾げる。

「あの、昨日の橘先生は靭帯が切れてるっておっしゃってたんですけど」

今度は医者が首を傾げる番だった。

「靱帯?靭帯が切れていたら、こんなのんきに話なんかしてられないよ。昨日のうちに手術室行きだよ
。それに、うちには橘なんて医者はいないよ」

何なら後で、折れた骨のレントゲンを見せようと言う医者に嘘を言っている様子は見受けられなかった





そして、その晩…。

トントン。

ノックの音がした。

「舞ちゃん、消毒の時間だよ」

再び現れた橘の正体を知る者はこの病院には誰もいない。


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