「深夜の病室」-5
「…ごめ、な、さい。ごめんな…さい」
包帯で腕を縛り上げられ、肩を震わせて泣く少女に橘は優しく手を這わす。
「謝ることはない。人は誰しも性欲というものを持っているんだから。ただ、舞ちゃんが他の人よりち
ょっと淫乱ってだけでさ」
割れ目を愛撫し、赤く膨らんできた秘芽を剥き、さっと一撫でする。
舞の身体が跳ね上がった。
「やっ…そこ、何か変っ」
敏感なそこに触れる度に嫌々をするように身体を揺する。
しかし、それは拒絶の行為などでは決してなく、橘の指を追いかけるように快楽を求めるのだった。
「…せんせ、何か、おかしく、なり、そう」
溢れる蜜を自身の指に塗りたくり、橘はゆっくりと舞の中へと沈めていった。
つぷっ…。
卑猥な音が辺りに響く。
「やっ。痛いっ。せんせ…止めてっ」
舞の叫びがこだまする。
散々、弄び、溢れるほどに濡らしたにも関わらず、舞のそこは驚くほどキツく橘に抵抗した。
「舞ちゃん、力抜いて。大丈夫だから」
声をかけながら残った指で舞の秘芽を揉みしだく。
「んっ…ぁあっ…」
舞が、次第に甘い声を発しだしたのを合図に中の指をゆっくりと動かす。
まだ、一本しか入れていないのに、橘の指は食いちぎられそうだ。
「今までここに、何本咥え込んだのかな?」
恐らく、初めてであろうことを知りながら橘は卑猥な言葉をかける。
舞の中がキュッと絞まった。
喘ぎ声を上げながら首を横に振る舞に言葉を重ねる。
「詰られて感じるんだ。やっぱり舞ちゃんは変態だね」
もう、答える余裕もないほどに舞の限界は近かった。
そのことに気付いた橘は指を抜き、愛撫を止める。
舞の腰が切なげに揺れる。
「…欲しい?」
端的に問うと、舞はガクガクと頷いた。
「じゃあ、これはあくまで舞ちゃんが望んだことだからね。僕は舞ちゃんに頼まれて治療してるに過ぎ
ないんだからちゃんとお願いしてごらん」
引いた波を煽るように舞の秘芽が撫でられる。
しかし、その僅かな刺激は舞が満足できるものでは到底なく、舞に焦燥感を募らせるだけだった。