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恋文〜放課後の机〜
【初恋 恋愛小説】

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恋文〜放課後の机3〜-3

「桐島〜…帰ったけど…。」

道に迷いながらも目的のものを買い、ようやくあたしは桐島の家に戻ってきた。

返事がない…。

ッ!?もしかして倒れてるとか!!?

「き、桐島ッ!!しっかり…って、え!?」

スースー…

桐島は規則正しい寝息を立てて寝ていた。

「なんだよもー。心配して損した…。」
あ、でもさっきより顔色がいい。熱下がったのかな…?
それにしても…こいつまつげながっ!!色しろっ!!
今まであんまりよく見てなかったから分からなかったけど、本当に整った顔してるな…。
悔しいけど、女の子達が騒ぐのも分かる気がする。
髪の毛もさらさら…。
触ってみたいかも!

あたしは寝ている桐島のそばにそーっと行き、隣に腰掛けた。

ちょっとだけ…。

手を伸ばしたその時、



グイッ━━



「きゃッ…!」


あたしはいきなり腕を引っ張られて寝ているはずの桐島に抱きしめられた。

「ちょ…桐島ッ!!///ななな何すんのよ、この変態ー!!!!って…。」

シーン

…もしかして寝ぼけてる!?反応が全然ないし…。でもこの状態でそれはないよ〜(泣)

あたしは混乱しながらも桐島の顔を見上げた。

……悔しいけどこいつ見てると心臓が変。すごいドキドキする。
もしかしてあたし桐島の事…好き、なの…!?


「ん…―」


ドキッ!!!Σ
やばっ!起きる!!!?

「う‥た…。」

あ、あたし?

「俺………小ニから……お前を……机…。」


え――?
今桐島が言った…小二?机?一体何のこと…?


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