「僕は何?…」-3
ハッ…ハァハァ…ハッ…チュッ…レロォ…チュッ…クチュッ…
「ンッ…そうよ…そう。ゆっくり…。」
甘い…蜂蜜の様に甘く、か細いその腕に、僕は貪る様に、唾液と舌を絡める。
右腕から首筋。戻って…左腕。
チュッ…レロォ…クチュッ…
僕の舌の卑猥な音に、あの方の吐息と喘ぎが混ざる。
堪らない。ますます僕を虜にする。
チュッ…クチュッ…レロォ…
「アァッ…ハァハァ…ンッ。…上達…してるわ。毎回…。」
誉められれば、ますます舌を這い回せ、あの方の悦びに応える僕。
僕は、マ゛ゾヒストと言うらしい。あの方は良く言っている。
チュッ…レロォ…ツツッ…
何というか…四つん這いのままで、あの方の足の先に奉仕しているのが、一番激しく、一番卑猥で、一番良い顔をしているから…らしい。
僕の気分も悪くない。実際に足に舌を這わせ、キスをする行為は、あの方の腕にするそれよりも興奮する。
ピチャ…チュッ…ンンッ…ハァハァ…ピチャッ…ピチャッ…
美味しいデザートをゆっくりと楽しむ様に、あの方のスラリと伸びた足を、少しずつ舐め上げる。
チュッ…クチュッ…ツツッ…ハァハァ…ハッ…ハッ…レロォ…
「ンッ…フゥ…ンフゥ…良いわ……貴雄の舌。主人のよりも…淫猥で…ねちっこくて。」
僕をさらに夢中にさせる言葉を投げかけながら、次第に、あの方の片足がソファーに上がり、肉蜜がベットリと染みた、白いパンティーが顔を出す。
ハァハァ…ツツッ…
吸い寄せられる様に、ゆっくりと口を窄ませ、パンティーに近づく僕。
ググッ…
決まって…額にあの方の足が乗せられ、僕のパンティーへの接近を遮られる。
ググッ…グニュッ…
あの方の右足が僕の頭を踏みつけ、僕はさらにだらしなく舌を垂らし…哀願の視線を、足の間から向ける。