**突撃!!ヲタク訪問!??午後編**-5
「到〜着ッ♪」
「へっ‥?」
すごい‥‥。
いつのまにか日は傾いていて、街はオレンジのバケツを溢したみたいに綺麗に染まっていた。
「綺麗でしょ。これ日和に見せてあげたくてさ‥。」
「え‥‥?」
そう言う先輩の横顔もオレンジに染まってて、遠くを見つめる目は私が見た中で一番優しい目をしていて‥
ずっと見てたら、このオレンジより濃い色に溺れてしまいそうになって、私も先輩と同じように遠くを見つめた。
つづく