「一つの在り方…3」-3
ピクッ…キチキチ…ピクッピクッ…「ンッ…ご主人様…逃げませんから…ハァハァ…そんな事仰らないで下さい…ハァハァ…。」
哀願の声も虚しく…乳房に縄が絡まり醜く変形し…天井の梁から下がった黒縄が手首に巻き付かれ…両手を天に突き上げさせた。
キチキチ…
「出来上がりだ…朋…。この姿で…姿勢を崩さず…私を待つんだ…いいね?」
両手を天井に突き上げ…排泄をする様にしゃがみ…艶美に体を震わす朋に…声を掛ける。
ギチッ…キシッ…
「ハァハァ…ンッ…ヒィッ…はぃ…ご主人…様ぁ…ハァハァ。」
縄の軋む音と…淫妖な吐息に混じり…力無く答える朋の恥部に…突然の快楽が走る。
ヌチュッ…クチュッ…クチュッ…ヌプッ…カチッ…ウ゛ィィィ…ンンッ…クチュッ…ウ゛ィィィ…
「ほら…肉壺を塞いで…クスクス…しっかり堪えろよ?…体勢を崩したら…厳しい仕置きだ。」
漆黒のビニールにくるまれたバイブレーターをはめ…朋の反応を待つ間もなく…颯爽に部屋を後にする。
ウ゛ィィィ…クチュックチュッ…ンンッ…ウ゛ウ゛ウ゛ン…
「アッ…ハッ…ンンッ…イイッ…クッ…んっ…フゥ…。」
機械音と…艶めかしい吐息…喘ぎだけが和室に取り残される…。縄が軋み…尻を振りながら…自然とパンティを突き破りそうなくらい膨らんだバイブレーターの柄を…自然と畳に押し付ける。
クチュッ…クイッ…キシッ…ググッ…ヌチュッ…ググッ…ググッ…クイッ…
「アッ…ハァッ…アァァァァン…クウッッ…ハァッ…ハァッハァッ…。」
ビクッ…ビクッ…ビクンッ…
激しい歓喜と共に…朋の体が痙攣する。
何時間経っただろうか…。朋の肉壺は増して異物を締め上げ…畳は淫蜜の溜まりができ…口元からも涎を垂らし…目を虚ろにさせながら…無心に体を揺らす。
「(ダメ…また…イキそう…早く)…ハァハァ…。」
ただ…羞恥に満ちた姿で狂う様に待ち続け…幾重にも絶頂が重なり…次第に意識が薄れてい行く感覚の中…玄関の方に気配を感じる。
ガチャ…ガチャ…ガチャッ…
この時間が永遠に続くと思われた矢先…ようやくの主人の帰宅に安堵し…気を緩ませ…更に淫蜜を溢れさす。
トントントン…スゥゥゥ…
足音と共に襖が開き…無言で真が近づく。