投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

社外情事?〜気晴らしの酒と思わぬ睦事〜
【その他 官能小説】

社外情事?〜気晴らしの酒と思わぬ睦事〜の最初へ 社外情事?〜気晴らしの酒と思わぬ睦事〜 60 社外情事?〜気晴らしの酒と思わぬ睦事〜 62 社外情事?〜気晴らしの酒と思わぬ睦事〜の最後へ

社外情事?4〜順調で幸せな一日と難問の前兆?〜-11

「……覚悟、しなさい」

台詞と響きが、誠司の体を震わせる。

――そして、玲が動き出した。
うつ伏せになった誠司の腰で手のひらを広げ、体とベッドの間にある下腹部に向かってゆっくりと、這わせていく。かと思うと、さっと手を滑り込ませ、興奮にいきり立った誠司の怒張を掴んで、指先でくすぐるように刺激し始める。
「…くすぐったい…?」
誠司の表情に僅かな苦悶が混ざったのをめざとく見つけた玲。彼女はまた囁きながら、指先だけで巧みに陰茎を撫でさする。すると誠司は、増した快感に声を漏らした。
「くぁ…っ……く、くすぐったい、というか…なんか、気持ちいい、です…っ」
「そう…でも、こんなの序の口よ…?」
再びキス。その後、言葉通りに愛撫がより巧みに激しくなる。
鈴口をなぞられる。
亀頭を四方から擦られる。
根元とカリの間をゆっくり這い回られる。
誠司自身の体とベッドに挟まれた狭い空間の中で、どうやったらこれだけ巧みにできるのか、と疑問を持ってしまう程の愛撫。それを事も無げにこなす玲のテクニックを前に、誠司はただ悶えるばかり。
そのうち、弄られ続ける陰茎を中心に、誠司の中で何かがこみ上げてくる。
「は……ぅ…れ、玲、さ…ん…もう…」
その何かが、「絶頂の前触れ」である事を知る誠司は、思わず玲に限界を告げた。そしてこみ上げてくるものを、抗わず吐き出そうとする。

「…だぁめ」

不意に、愚息の根元に圧迫感。今まさに飛び出そうとしていた劣情がすんでのところで止められ、誠司の愚息が脈打つ。
根元を圧迫したのは、玲の手。そうする事で、誠司の絶頂を邪魔したのだ。
「…くっ……玲さん、何を、して…っ!」
急所を締められる事への痛みと解放を妨げられた欲望に苦悶の声を上げ、誠司は玲を振り返る。

――そこには、ひどく妖艶な笑みを浮かべた玲の顔があった。

「ふふ……『焦らす』っていうのは、こういう事を言うのよ?」
脈動が収まった陰茎から手を離し、彼女は指を軽く一舐めしながら言う。
「それに、そんな状態でイッちゃだめじゃない……」
誠司から降りると、その体を転がして仰向けにさせる。
「…イクなら……こっちに、出して…」
そしてそそり立つ怒張に顔を近付け、一舐め。
「ぅあ…っ!」
ぬめっとした刺激に、誠司は情けない声を上げる。
だが、その程度で息をつく隙はない。玲の舌は肉棒の上を縦横無尽に這い回り、鈍くも激しい快感を絶え間なく与える。
「…んちゅ…はっ…れろ…っ……ほら、早く出して…」
それだけでも興奮と快楽は充分過ぎる程送られてくるというのに、彼女は一字一句までも吹きかけてくる。唾液にまみれた怒張にとって、その吐息はあまりにも気持ちいい。
更に、絶頂を妨げられた事もあり、誠司はあっという間に高みへと上り詰め――


社外情事?〜気晴らしの酒と思わぬ睦事〜の最初へ 社外情事?〜気晴らしの酒と思わぬ睦事〜 60 社外情事?〜気晴らしの酒と思わぬ睦事〜 62 社外情事?〜気晴らしの酒と思わぬ睦事〜の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前