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社外情事?〜気晴らしの酒と思わぬ睦事〜
【その他 官能小説】

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社外情事?4〜順調で幸せな一日と難問の前兆?〜-10

「…玲さんって、誘うの上手ですよね」
「あら、ん…そんな事…ぁ…言って、くれるんだ…」
玲は鈍い刺激に僅かな声を上げながら、嬉しそうに言う。そして続ける。
「…研究、したの……好きな人、逃がしたく…ない、もの…」
その告白を聞いた誠司は、「そうですか…」と口元を歪ませる。
その手が急に素早く動き、玲の胸を覆い隠すブラをずり下ろした。たわわな果肉と少し盛り上がった肉粒が姿を現し、玲が思わず「ひゃっ?!」と小さな悲鳴を上げる。その様子を見てから誠司は、転がすようにして玲を押し倒す。

「…なんだか…可愛いです」

「可愛い」は、耳元で。直後、乳首を掴んで引っ張りながら、指先でこねくり回した。
「ふぁっ?!やはぁぁぁんっ!」
嬌声。玲はベッドの上で体を仰け反らせ、シーツを握り締めてしまった。
「かっ、可愛いだなん…てっ…こんな…ぁはあっ!…タイミングで、いわないで…よぉ…っ!」
押し寄せる快感を必死に耐え、喘ぐのをこらえながら、玲が非難がましい声を上げる。だがそれに対し、誠司は指先を動かしながら微笑むばかり。
「…でも、言われて嬉しいですよね?」
乳首を摘んだ指に力がこもる。
「んぁぁっ!…そ、それは、そうだけどっ」
「じゃあ、いいじゃないですか」
片方の果肉に、誠司が口をつける。同時に、余った手は下の方へ。
「ひゃうっ!?ちょっ、ちょっと…ぁあんっ」
ショーツの上から、湿り気を帯びた秘裂をさする。それも、何度も。
「ぁんっ…あ、ふぁ……あぁ…っ!」
その度に玲は、身を襲う快感に翻弄され、艶めかしい声を上げる。

と、不意に快感が消えた。

「ん、ぁ…?…あら…?」
後に残る余韻に呼吸を乱しながら、玲は痺れる思考でその理由を求め、視線をさまよわせる。

――原因判明。

誠司が自分の服を脱ぐために、一旦愛撫を止めたのだ。
「……」
どうしてこんな時に――そう言いたげな、不機嫌な眼差しを誠司に向け、無言の抗議。それに対し誠司は、あくまで平然とした顔をする。
「…高ぶった所で焦らすのも、テクニックのうちですよね?」
その口から紡がれた言葉に、玲は肩をすくめながら、内心でほくそ笑んだ。

――主導権を握るには、まだまだ詰めが甘いわね、と。

「…誠司君…」
誠司がトランクスだけになったのを見計らって、玲は切ない声をかける。
「…最後は私が脱がせてあげるから、早く来て…じゃないと、おかしくなっちゃいそう…」
甘いおねだり。誠司の動きがぴたりと止まる。
「…仕方がないですね…」
その後、ため息。トランクスにかけていた手を戻すと、誠司は再び玲を押し倒そうとその手を伸ばす。
「…ふふ…」
それを、玲は待ち望んでいたかのような表情で懐に迎え入れ――

「…残念っ」

――引っ張る。
突然の行動に、完全に虚をつかれる格好となった誠司は、玲の上にただ倒れ込む。しかし玲は素早く誠司の下から脱出すると、これまた素早く彼の背中に抱きついた。そして、右手で器用にトランクスを剥がしながら、くすくすと笑う。
「…今度は私の番よ…?」
誠司が肩越しに振り返ると、そうするのを待っていた彼女の顔が迫り、キス。だが、それは唇だけの軽いもの。しかも、少し隙間を空けて誘っておきながら、その誘いにのって誠司が舌を伸ばすと、侵入する前に離れる、いやらしい動作付き。
「さっき私が感じた以上に気持ちよくしてあげるわ…」
そうやって誠司を軽くもてあそんだ後で、玲は耳元に囁きかける。


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