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伊藤美弥の悩み 〜受難〜
【学園物 官能小説】

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恋人達の悩み4 〜夏一夜〜-9

 パジャマズボンのウエスト部を龍之介は何度か指でなぞり、美弥に協力を要請する。
 意を察し、美弥は腰を浮かせた。
 龍之介は、するすると二枚の生地を剥ぎ取る。
「んうぅ……」
 濡れた箇所に指が滑り込むと、美弥は素直に足を開いた。

 くちゅっ……くにゅっ……じゅぷ、ぷっ……

 龍之介は秘唇を割り、たっぷり溢れた愛液を指に絡ませる。
 とろとろになった淫唇が、愛しげに指へ纏わり付いた。
「あっ……!はぁ、あ……!」
 潤んだスリットを指が何度も上下し、美弥は背筋をのけ反らせる。

 ちゅぷんっ

「はンッ!」
 蜜壺の内部へ指の侵入を許してしまうと、美弥は切なそうに眉を歪めた。
 熱く潤んだその箇所は、複雑に異物を食い締める。
 この締め付けが肉棒を受け入れた時に生み出す極上の快楽を思い出し、龍之介は喉を鳴らした。
 そして、美弥の体に触れているだけで自身が痛くなる程勃起している事に、龍之介は気付く。
 片手で美弥の愛撫を続けながら、龍之介は肉棒を開放した。
「っふ……!」
 下着の窮屈さがなくなると、龍之介は思わず息を漏らす。
 その息の漏らし方に何か違和感を感じたのか、美弥が閉じていたまぶたを開いて龍之介を見た。
 先走りを溢れさせ、へそにくっつきそうな程に反り返っている逸物を見て、美弥が目を見開く。
「りゅう……」
「はは……」
 照れ笑いで誤魔化そうとすると、美弥は手を伸ばして来た。
「っ……!」
 勃起の先端に指の腹が這うと、龍之介はかすかなため息をつく。
「あっついよ……」
 龍之介を気持ち良くしてあげたいという思いの命じるままに、美弥は行動を始めた。
「りゅう……」
「……ん」
 秘部から指を抜き、龍之介は美弥を自由にする。
 そしてベッドの上に座り、美弥がしたい事をやりやすい体勢を取った。
 美弥は、龍之介の股間に顔を伏せる。

 ちゅ……ちゅ……

 美弥はまず刀身の方にまで滴っていた先走りを丁寧に舐め取った後、先っぽを口に含んだ。
「うっ……!」
 温かい口腔と舌先の感触に、龍之介は声を漏らす。
「ん……」
 亀頭を吸いながら、美弥は目線を上にやった。
「あ……あんまり、見ないで……」
 龍之介は、そう呟く。
 最強の目線使いに耐えられる程、今は冷静な状態ではない。
 このままだと間違いなく口の中で果ててしまうだろうし、もしもそんな事をしたら……美弥の事だから飲んだりしてくれるんだろうなと、龍之介はため息をついた。

 ちゅぷ、ぷ……

「うわっ」
 美弥が肉棒を扱きながら先端を舐めたため、龍之介は腰を浮かせてしまう。
 その反応に気を良くしたのか、美弥は棹を扱きながら亀頭を集中的に舐め始めた。
「うわっわっわっ」
 舌と指との二重奏に、龍之介はついつい声を出してしまう。
「はぁ……」
 しばらくして口周りの筋肉が疲れて来たのか、美弥は攻勢を緩めた。
「ふ、ぷ……」
 美弥が先っぽから口を離すと、唾液と粘液の入り混じった物が糸を引く。
 肉棒がはち切れそうなのに愛撫を止められてしまい、龍之介はどうしたものかと頭を悩ませた。
「ごめ……口、疲れて……」

 むにっ

 美弥は龍之介を寝かせ、口を使う代わりに乳房で愛撫し始める。
 さすがに、これは堪らなかった。
 背筋を貫いた感覚に、龍之介は抗えない。
「美弥っ……!」
 名を呼ばれた美弥は、ふと目線を上げる。
「で……るから、体っ……!」
 言い終わるより前に、肉棒が脈打った。

 びゅくっ!ごぷっ!

「!」
 美弥が反射的に目を閉じた直後、顔へ向かって大量の精液が叩き付けられる。
「うわわわわわわわ」
 龍之介は慌てて起き上がるとティッシュを引っ掴み、美弥の顔を汚した精液を必死に拭った。
「ごめん……我慢、できなかった……」
「……いいよ」
 顔を綺麗にして貰った美弥は精液が目にも鼻にも入ったりしなかったせいか、にこりと微笑む。
「りゅうがイッてくれるのって、珍しいし」
 そう言ってから萎えない肉棒の先端に吸い付き、中に残った白濁液を吸い出した。
 美弥は吸い出したモノを、こくんと喉を鳴らして飲み込む。
「………………」
 龍之介は、まじまじと美弥を見た。
「何?」
 不思議そうな顔をする美弥から、龍之介は視線を引き剥がす。


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