命日が誕生日13-1
【第13話】
夏…到来
ミーンミンミンミン…
季節は夏…老いも若きも男も女も…夏バテる…
先日、居候が1人増え…
人口密度の増加著しい、
ここ御神家にも…やはり同様に夏は訪れる…
そして夏の日差しは、人々の水分とやる気を蒸発させ…次々にその被害者を量産させる
そして此処でもまた
態度のでかい2人目の居候が夏バテる…
ミーンミンミンミン…
『暑い……』
…………
『暑いぃ〜…』
「……………」
『暑いぃぃ〜…』
『……………』
『暑いぃぃぃ〜』
「『……………』」
ミーンミンミンミン…
『暑いぃぃぃぃぃ!!』
「煩いわ!!ったくお前という奴は…居候の分際で
本当〜に!!態度のでかい奴だ…
ただでさえ暑い中こうして皆耐えているのに
1人でビービー騒ぐな」
ミーンミンミンミン…
『何よぉ零だって居候じゃないさぁ!!』
「俺は騒いでいない」
『ふ〜んだ…私は自分に素直な良い子なのよ♪
第一何でクーラーも無いの?この家には』
ミーンミンミンミン…
『ごめんね嵐…汗
うちの父さんが冷房嫌いなのよ…』
『あぁ…くっそぉ〜あの変態親父のせいか…怒』
「オィオィ…
仮にもお前が居候している…この家の主だぞ」
『あはは…でも確かに
父さん変態だから…笑』
……………
「哀れだ…娘にまで…」
『いや…奴はむしろ喜ぶだろう…変態だから』
『うん…私もそう思う
……変態だから』