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嫉妬少女〜美冬とくるみ
【学園物 官能小説】

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嫉妬少女〜美冬とくるみ・1-1

長い廊下の真ん中にいつも貼りだされるテスト結果。
あぁ…また。

その前でぼんやりと立つ私に気付いたクラスメイトが話し掛けてきた。
「美冬ぅ〜、またあの子一位だね…。」
「だね…。」
力なく答える私の瞳には一人の少女の名前が映る。一番上に記されている名前。

西木くるみ

その下には、日高美冬。私の名が続く。


彼女が転校してくるまでは、私の名前の上には誰の名前もなかった。私がずっと一位だった。
私は特別美人でもなく地味で目立たず、勉強くらいしか取柄がなかった。だから人一倍、勉強している。
彼女が転校してきたときはまずそのかわいさに驚いた。抜けるような白い肌、パチリとした眼。ふわりとした髪…。
次に驚いたのは彼女の運動神経が意外によかったこと。
でも最も驚いたのは、私よりもテストの結果がよかったことだ。
これだけは誰にも負けたくなくて頑張っているのに、一瞬でさらわれたような気がした。

西木くるみは、私の持っていないもの唯一持っているもの、とにかく全てを持っていた。


私は、あんまりかわいくない。
でも、勉強なら一番。
私は、運動神経がよくない。
でも、勉強なら一番。

もうそうやって自分を慰めることはできない。
西木くるみが来たから。
西木くるみが私のたったひとつの優越を奪ったから。
西木くるみが!


放課後。
私は図書館で調べものをした後、夕日のオレンジに染まる廊下を静かに歩いていた。
心の中に、西木くるみへの嫉妬を募らせながら。

ふと、目の前を西木くるみが駆け抜けるのが見えた。
こんな時間に小走りでどこへ行くのだろう。
私は気付かれないよう後をつけた。



「せーんせっ。」
くるみは使われていない教室に入った。
待っていたのは若い教師、真山。
「せんせのおかげでまた一位だよっ。ありがと〜。」
くるみはかわいらしく上目使いで微笑んだ。
それを愛しげに見つめながら真山はくるみの肩に手を掛ける。

「くるみの為なら…問題用紙を集めるなんて、簡単だよ…。」
「せんせ…。」
くるみは真山の背中に手をまわして密着し、二人は唇を重ねた。
「ん…。くるみ、せんせーが居なきゃ生きていけないよ…んん…。」
「くるみ…好きだよ…。」
「あん…せんせ…。」
真山はくるみの唇から頬、耳たぶ、首筋そしてうなじへと舌を這わせる。
「あ…あっん…ん…」
自然とくるみは真山に背を向け机に手をつくような格好になった。真山はくるみのセーラー服の裾から手をいれ、ブラのホックを外して覆いかぶさる。
耳の裏やうなじを舐めながらくるみの柔らかい胸を確かめるように揉む。


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