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【DOLL】
【SF 官能小説】

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【DOLL:typeN001】-6

…そうだ……。

この男は調教師。
私の術の全てはこの男に授けられた。

どうやって男を楽しませるのか。どうやって男を悦ばせるのか。


あの日、事実を知った私が自身に埋め込まれた発信器を自らで外して逃げるまで……この体に深く深く教え込まれていた。



「…まだ調教が浅かったようだね…。」


男は一度私の腰を持ち上げ、また深くまで突きあげる。

「……んあぁっ!!」

私は男の上でのけ反る。


「相変わらずいい声で鳴く……他の客の前でもそうなのか?疎ましいものだ…。」

その言葉にも、私は首を振ることしか出来なかった。

考えなくてはいけないのに……思考が全て、迫り来る快感の渦に飲み込まれる。


必死に言葉を絞り出す。

「…な…ぜっ…?…。」


男は嘲笑する。

「……なぜ?…君に知る権利があるのか?君は自分にそれを問う資格があると思っているのか?……問わなくたって答えは分かっているのだろう…?」

男は立ち上がり、私の腿を抱え上げ自ら腰を動かし始めた。重力によってさらに深く挿入され、最も感じる場所に届く体勢になった。


……ズッチャ……ズッチャ……ズズッ……


「…ぁぁっ…!……あっ……ぁっ!ぁっ!」

徐々に溢れ出した蜜が、男の大腿を濡らしていった。


男は容赦なく奥を突き、スピードを早めてゆく。


「…あの日…っ……君はそれを知った…だろうっ…?」


思考力を失った私は、答える代わりに「…イクッ!!」ともらした。


男は笑う。

「…ふっ……仕方ない子だ……帰ったらまたお仕置きだな……。」


男は「…イけ…!!」と言って深く貫き、私は意識を手放した。


最後に男の口が「おかえり…ノア」と言っているのが見えた……。

そこで記憶は途絶えた。


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