【DOLL:zero-3】-4
「ああっ…!…締まる…!…締まる…!…イク…!…イキそうだ…!!」
私は込み上げる快感を感じ、虚無に向かって叫んだ。
「…お前……子どもを欲しがっていただろう…!……うっ…今作ってやろう…!…はぁっ……!」
…私たちの子だ…
…さぞ可愛かろう…
…名は何にしようか…!
…そうだ…お前の大好きな…!
「ぁっ……ぁっ…!!出る……イクぞ……!」
…人形…ドール。
…それがいい…
「…うっ…ぁっ…!…ドール━…!!」
もう声も届かぬ耳に、その名を呼んだ。
…ドクッ…ドクッ…
大量の精液を流し込み、私は果てた。
「…ぅっ………はぁっ…はぁっ…ぁ…?」
……ドール…?
そこで私は自分の目の前の死体に気付く。
「…あぁっ……あぁ゛っ…!!」
私はドールを突き放した。
男根を抜かれ、自由を得たドールは…ゆっくりと水槽に倒れ込み水温を立てた。
…バシャッ……!!
ドールの股から流れ出た血は徐々に乳白色の液体と混ざり、赤と白のマーブルを描き出した。
「…あぁ゛っ…!…ドール…!…あぁっ…!!」
その光景を見た私の脳裏に凄まじい勢いで過去が甦る。