命日が誕生日12-2
『ちゃんと……
ちゃんと言ってよ!!
確に…私はまだまだ弱いかもしれないけど!!
……それでも……
例えどうにもならない様な事でも!!私にもちゃんと話してよ!!』
「て……天迦!!?」
『あっちゃぁ〜…』
『私ね………
さっき…外で偶然聞いちゃってたの…
【零が消える】って…
私…逃げたかった!!
その場から少しでも遠くに逃げて…
全部無かった事に…
聞かなかった事にして…
泣いてイジケて、また全部諦めていたかった!!
でも…私はもぅ逃げちゃダメなんだって……
零が……!!
零が教えてくれたから!!
零が私にちゃんと向き合う強さをくれたから!!
…………
だから……私はちゃんと聞かなくちゃって……
ちゃんと知って零と一緒に考えなくちゃって…
それがどんなに辛い事でも、例えどぅにもならなくても、例え私が傷付くような事でも!!
逃げちゃダメだって零が教えてくれたんだから
零も逃げずに、ちゃんと私の事を見てよ!!』
………………
『零……天迦の言う通りだよ……零はさ…
良かれと思ってたのかもしんないけど…
それってやっぱりオカシイよ!……2人は…
パートナーなんだから…
ちゃんと2人で苦しまないと……ね?』
………………
「……そぅだな…逃げ回ってたのは俺の方だ…
すまなかった……」
『……うん……ありがと
…2人共……』
『ぁー!!その前に!!
私!!嵐ね!九頭見 嵐!!
霊術師の卵…兼!
霊具発明家よ!!』
「ふぅ……どっちも叶いそうも無いけどな…」
『うっさぃ!』
『…うふふ…よろしくね…九頭見さん…』
「あぁ〜…ガラじゃないから…嵐で良いよ!呼び捨てで!!どうせアタシも天迦って呼ぶし♪」
『う…うん……よろしくね……嵐…』
(私頑張れ!!私頑張れ!!勇気をだすのよ天迦!!)
『それでね……嵐……
あのぉ……あのぉ…』
『なに…なに???』
『あの!!……わ…わた
……私と…お友達になってください!!!!』
………………
(あぁぁやっぱり!!
いきなり過ぎた!?……
でも、自分から求めていけって……でも会って早々だし!!汗汗汗)