特進クラスの期末考査 『淫らな実験をレポートせよ』act.6-4
ぐりっ
ボールペンの先が火照った丘に到達した。ちょうど陰毛のあたりに突き刺した状態だ。
ごきゅ…と唾が喉を通る。
するするとペン先を一直線に降下させる。ぬかるんだ秘裂は、下着の上を掠っただけでも背筋が震える程の快感だ。
何度もペン先を上下させる。
廊下は誰もいない。ドキドキしながら段々とゆりは大胆になっていく。
下着を片足だけ抜き取り、直接ボールペンを秘部にあてがう。想像していた通り、秘裂はとろとろと蜜を垂らしていた。
「んうぅっ」
ボールペンを縦に持ち、秘部全体に棒を滑らせる。
じゅぷじゅぷと濡れた音が響くが、あまりの気持ち良さにゆりはすっかり意識を飛ばしていた。
ボールペンの紙や胸に挟んむ部分がごりごりと芽芯を刺激する。
綱渡りをする様に秘裂に縦に食い込む持ち手の部分に蜜がほとばしる。
……ぐちゅ、ぬちゅぬちゅ…
ボールペンが滑る。
芽芯を中心にきゅうぅっと熱い塊が迫って来る。
ぎゅっと目をつぶり、唇から熱い息を吐く。ふつふつと汗がわき出る。でも……でも、この快感を前にしたらちっぽけなものだ。
「っく………あっ、あっっ……」
ぎゅぅぅっと爪先からお尻にかけて力が入り、今もう達する……瞬間だった。
「だめだよ、相澤さん。僕を待て無い様じゃ」
ビクッ!!!!!っと肩を震わせ目を見開くと、ドアの物見窓から満面の笑みの柏沼が覗いていた。
「あ……あっ…」
言葉に出来ず、体はかたかたと震えが走る。
好きな人に見られた。最低最悪な醜態を、タブーを、自分の欲求を、全部見られてしまった。
ゆりは粘ついたボールペンを握り締め、ただ恐怖に怯えていた。
「相澤さん、相談ってこう言うことだったのかな?」
笑みを崩さず、柏沼はドアを開けてゆりへと歩みを進める。
「ずいぶん相澤さんは大胆なんだね。驚いちゃったな」
ビクビクと肩が震え、責められていると感じたゆりは目の端に涙を浮かべた。
「僕もね、相澤さんにお願いしたいことがあったんだよ。ゆっくり話したいと思ってたんだ。顔上げて?」
そろりとゆりは視線を移す。柏沼の目を見ると、また涙が溢れてきた。
「このまま昇降口で靴を履いて僕の車に乗ってて」
銀色に光るキィを渡して柏沼はニイッと笑う。
「黒の車で一番校舎側に停めてあるから分かるよ。鍵を開けたら後部座席に乗ってね。スモークで見えなくなってるからね」
そして柏沼はゆりの太ももに引っ掛かっていた下着を引っ張り、瞬時に抜き去ってゆりの目の前で匂いを嗅いだ。
「凄い匂いだね。エッチな娘だ。これは預かっておくよ。車に来たら返してあげるよ」
平気な顔をして悪魔の様に囁く。
「これは、試練、なんだよ」
ゆりは擦れ違う人の視線に酷く緊張しながら廊下を歩いていた。
短いスカートを今日程恨めしく思った事は無い。
鞄で押さえようと思ったが、ゆりの通学鞄はとうに柏沼に持っていかれていたのだ。
ヒラヒラと揺れるチェック柄のスカート。階段を降りる度にすうすうと風が通り抜けていく。ゆりの秘部は乾くどころか極度の羞恥に、また蜜を垂らしていた。
なんて破廉恥なのだろうか。
どうして我慢が出来なかったのか。
ゆりは自問自答する。
どうして?どうして…?と