命日が誕生日8-4
抱き締めている自分の腕が、痛みと痺で悲鳴をあげるくらい……
零が消えないように…
零が自分を置いて行かないように……
彼女は泣きじゃくりながらその力を強める
『ダメ!!!!』
数秒か…
数分か…
それとも数時間なのか…
彼女に抱かれ沈黙していた彼は……
優しく彼女を抱き締め、頭を撫で呟いた、
……ごめんね…
天迦…
………ただいま……♪
続く