命日が誕生日7-3
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そこには1体の幽霊
その回りに10人程の人間達がたっている…
人間達の手には鉄パイプや角材が握られ……
その1体の幽霊を、見下し嘲笑うかのように楽しげに見つめている…
そのうちのリーダーを気取ってるであろう男が喋り始める…
『…どぅやらちゃんと1人で来たようだな…
誰にも言っちゃいねぇだろうな?』
「あぁ……その必要も無いのでな…」
『あぁ!?てめぇ状況分かってんの?』
「お前は確か……藍倉とか言ったか…?」
『ふん!あぁ!!てめぇをぶっ潰す男の名前だよ…2度と俺の前でデカイ顔はさせねぇ!!』
「はぁ……くだらん」
『なんだと!!!!』
「16年近くも生きて来て…いったい、お前等は何を学んできた」
『…てめぇ…!!調子に乗りやがって……!!』
「それは違うな……」
『はぁ!!?』
「調子に乗ってるとすればそれは俺ではない…
サシで敵わんと見て
多数なら勝てるとふみ
人をこんな所に呼び出すお前達だと言っている」
『はぁーっはっはっ!
負け惜しみにしか聞こえないねぇ〜♪』
「……それはお前自身の事だろう……?」