命日が誕生日2-3
『ちょっと!!…れ……零…君!!こっちに来て!!』
そぅいうと…私は零という名の死人を連れて自分の部屋へと駆け込んだ…
『ぁ……ぁの!!ど…ど……どぅいう…つもりなんですか…!?』
「ん?なにが??」
『だ…だ…だだ…だって…私……キ…ス…恋…び…と……死人…』
(駄目だ…頭グチャ×2で何言ってるか分からないよ……)
「んー……つまり…色々と説明しろと!?」
『そ……そぅ!!……せめて…私を食べる前にそれくらい教えてくれても…良いじゃない!!……ですか…』
「えっ?俺…そんな悪趣味なスプラッタ好きに見える??」
『み……!!見えます!!だって!!悪魔だし!!羽生えたり引っ込んだりするし!!牙あるし!!いを決して飛び下りたのに変な所に連れてって助けちゃうし!!次の瞬間にはいきなり家の前だし!!何故か私の家族とほんわかしてて…それで……それで……』
私は混乱する頭で泣きながら必死に話した…
私の人生で…今日程、大声をだして…
今日程、他人の前で感情を表に出して…
今日程、波乱にとんだ日は無かったであろう…
私は必死だったのだ…
私は怖かったのだ…
いろんな事がありすぎて…もぅ頭がパンクしそうで…泣いて叫んで取り乱していた…。
すると彼は
いつだって1人だった
泣いてる私の隣で
ただ優しく抱き締めて…
「……ごめんね……」
…っとつぶやいた